【無料ダウンロード】これをやればOKの自己分析シートを公開します!(就活・転職)
今この記事を見ている方は就活や転職にあたって自己分析をやろうとしていて、
「自己分析を効果的にできるシートはないだろうか?」
とお考えではないでしょうか?
今回は、そんな方のために「無料でダウンロードできて、効果的に自己分析ができる自己分析シート」を公開しつつ、そのシートを使って実際に自己分析を行っていきます。
シートは以下の11Stepを含んだボリューム満点の本格的な内容でして、これを行うだけで基本的な自己分析が一通り網羅できる設計になっています。
- 経歴を整理する(事前準備)
- エピソードを回想する
- 性格を把握する(長所・短所)
- 能力を整理する(強み・弱み)
- 興味を知る(好き・嫌い)
- 能力✕興味を把握する
- 価値観を整理する
- 人生設計を行う
- 職場環境の希望を整理する
- 人間関係の希望をまとめる
- 優先度を整理して希望条件を作る
このシートで分析を行うことによって、あなたは
- やりたいことの方向性が見えてくる
- 大事な価値観が整理される
- ESや面接で基本的な自分のことを説明できる
- 希望する企業への条件が明確になる
- 企業探しが楽になる
といったメリットを得ることができます。
今回の分析は、こんな状況にある人に合う内容となっています。
- どんな自己分析をやっていいかわからないので基本を押さえたい
- じっくり時間を取ってしっかり自己分析したい
- 大変だけど頑張って取り組むつもり
- この自己分析で就活や転職の希望条件を決めたい
ちなみにこのように考えている人には合わない内容ですので、下記に当てはまる人に対しては満足できない可能性がありますのでご注意ください。
- 自己分析はある程度やったので、マニアックに深堀りする自己分析をしたい
- 診断やツールのようにサクッと自己分析したい
- 簡単かつ短い時間で自己分析を終わらせたい
- ちょっとした気づきがあればOKで、多くを求めない
なお、今回のシートはどちらかというと就活生向けになっていますが、転職の際に行っていただいても構いません。転職の場合はシートの各章にて、今までの仕事経験を含んだ内容を追加で入れて頂ければOKです。
もっと簡単に自己分析したい人は?
「シートの自己分析が難しそう・・」と感じる方には、全13の診断ツールで簡単に楽しく自己分析を行える「自己分析コース・就活編、転職編」を準備しています。是非こちらもチェックしてみてください。
シートのダウンロード
それでは早速シートのダウンロードから行いましょう。
以下のボタンから「自己分析シート」をダウンロードしてください。
形式はMicrosoft Excelのシートです。
シートを開けない方は開けるようスマホやパソコンで開ける環境をご準備ください。
おすすめ就活サービスは?
就活生の3人に1人が利用するスカウト型就活サイト。適性診断の『AnalyzeU+』というツールが秀逸でオススメです。
キミスカの自己分析ツールはストレス耐性や価値観傾向がわかるなど、かなり細かいところまで力を入れています。業界の中でも有数の自己分析ツールです。
シートを使った自己分析を始める前に
以下のリンクから、あなたの現状の自己分析の進み具合が「就活に成功できるレベルまであとどれぐらいなのか」診断することができます。
【無料】あなたの就活は上手くいく?『就活成功度診断(自己分析編)』
まずは今の自分がどの程度自己分析できているのかチェックしてみましょう。
診断で現状を知ることで、あなたがこれから重点的に分析しなければいけないポイントが明確になります。
1. 経歴
シートが開けたらまずは経歴からまとめていきましょう。
シート中のタブで「1_経歴」を選んでください(選ばなくてもファイルを開いたら最初に開かれるようになっていると思います)。
なお、今後は各項目ごとにタブを切り替えて分析を進めていってください。「1_経歴」が終わって性格の分析になったら「2_エピソード」に切り替える、といった形です。
最初に行うのは経歴の整理です。
今までどんな出来事が自分に起きて、どのような感情を抱いたかを最初に整理することによって、今後行う分析の際にエピソードを思い出しやすくなります。
自己分析を本格的に行う準備と捉えてください。
経歴は以下のような学校単位の区分となっています。
- 小学校時代
- 中学校時代
- 高校時代
- 大学・専門学校時代
- 大学院時代(人によっては)
それぞれの時代にどのような事を経験したかを、今後の自己分析に使いやすいものに絞ってあげています。
この中から自分の好き嫌いや得意苦手などを掘り起こすことになります。
学生時代の勉強の得意不得意は将来の仕事の得意不得意にもつながります。
また、昔から興味を持って行っていた趣味や習い事の中にも好き嫌いや得意苦手の要素が隠れています。
各時代で質問は違いますが、昔を振り返りながらじっくり時間をかけて思い出していきましょう。
2. エピソード
経歴をまとめたあとは、それから回想できるエピソードを思い出してみましょう。
エピソードに紐づく感情を明らかにすることによって、あなたがどんなことに感情を動かすか、何が得意かわかるようになります。
ここでは
- ワクワクしたこと
- 頑張ったこと
- 辛かったこと
- 周りから褒められたこと
といった観点で過去の出来事を思い出します。
2_エピソードのシートを見て、各設問に答える形で入力を進めてください。
ワクワクしたことについては、経験した出来事でワクワクの共通点を見つけましょう。
共通点を見つけたら、それを感じられる職業や企業を探すことができるようになります。
頑張ったことを深堀りすれば、あなたの長所や強みを知るきっかけをつかむことができます。
頑張りの共通点を見つけて自分の良い点を自覚するようにしましょう。
辛かったことをまとめると、あなたが避けるべき仕事や環境を知ることができます。
辛さの共通点を経験しなくて済むような仕事や職場を探さなければなりません。
周りから褒められたことをまとめれば、あなたの他者からみた強みを把握することができます。
頑張ったことでは主観的な強みを、褒められたことで客観的な強みがわかります。
それらを組み合わせることで多角的な観点で強みを明確にすることができます。
以上4点の分析は、今後の分析深堀りに非常に良い気づきを与えてくれます。
ここで完全に強みや感情の傾向を把握する必要はありませんが、今のところは大まかな傾向がわかるぐらいを目指してください。
3. 性格
次は性格の分析を行いましょう。
性格の分析では今現在科学的に最も正しい性格診断の方法と言われている「ビッグファイブ」を利用します。
ビッグファイブは、人間の性格を以下5つの特性の大小で表す手法です。
- 開放性・・創造性や知的好奇心、芸術への興味など、新しい経験や美しいものへの興味
- 協調性・・他人に優しくしたり、思いやりや共感を持てるか
- 誠実性・・勤勉性や責任感の強さ、目的を達成するための自己コントロール能力
- 外向性・・外の世界や他人と積極的に交流しようとする姿勢
- 神経症傾向・・周りからの刺激による感情や情緒の安定性
今回のシートでは「3_性格」のQ1に回答することでビッグファイブの結果を知ることができます。
ビッグファイブは本来200問以上の質問に答えることでわかりますが、最近の研究ではシートに記載されている簡易版の10問でも十分傾向を把握できることがわかっています。
今回は簡易版のビッグファイブであなたの性格の傾向と長所・短所を明らかにします。
早速シートの質問10問に回答してください。
シートのA1診断結果にスコアが表示され、A2.あなたの性格に自動で長所短所が入ります。
シートの結果を読んで自分の長所短所を把握しましょう。
把握したら、次は絞り込みです。
挙がった長所短所を基に自分で思う長所と短所をシートに書き込んでください。
自分で長所短所を挙げたら、次は他人から見た自分の長所短所をまとめましょう。
身近にいる人にあなたの長所短所を挙げてもらってください。
もしその人が思い浮かばないようでしたらシートに記載されている長所・短所キーワードを見せて考えてもらってOKです。
他者からの性格もわかったらQ4で総合したあなたの長所・短所をまとめましょう。
複数の視点でチェックしたあなたの長所・短所はかなり精度の高いものになっているはずです。
更にQ5で長所・短所で思い起こせるエピソードを入力してみましょう。
自分の思いでと長所・短所を紐づけるとより納得感が増します。
エピソードは2_エピソードで出したので、入力しやすくなっているはずです。
最終的にQ6で長所短所を決定しましょう。
決定できたら自己PR作成を行えるとよいですが、ここはあとでも構いません。
時間のあるときにPR文を作成してみましょう。
仕事に関連する性格
性格の最後のパートでは、仕事に関する性格の整理です。
自分がどのような仕事のタイプか、回答欄に入力してください。
回答で選んだ項目は良く理解しておいてください。
ここで選んだことは、あなたが職業や企業を選ぶ際に参考になります。
また、選択を終えるとA3であなたが総合職に向いているか専門職に向いているか自動で判定されます。
職業選びの際に参考にしてください。
4_能力
次は能力の分析です。
シートを「4_能力」に切り替えて下さい。
能力を分析することで、あなたの強み弱みがわかります。
Q1では自分で思う得意、苦手を30個の能力リストから選んでください。
後ほどここで選んだリストが使われます。
Q2では先ほどの性格同様他者からみた得意、苦手を挙げます。
身近な人に聞いて何が得意で苦手かチェックしてもらいましょう。
それ以降は性格と同様の流れです。
- 総合的に得意、苦手を選ぶ
- エピソードを紐づけて、実感を増す
- すべてを加味して最終的な強み、弱みを出す
- 結果をもとに自己PR文を作る
シートの指示に従って進めてください。
人間関係の得意・苦手
最後に人間関係についても得意・苦手をまとめましょう。
人によって、性別、年齢、人数、役割といった観点で得意苦手で出ます。
選択肢を選びながら自分の人間関係の傾向をイメージしましょう。
このように人間関係を整理することで、得意な人が多い・苦手な人が少ない職場や業界を選ぶヒントになります。
5. 興味
次は興味について分析していきましょう。
シートを「5_興味」に切り替えてください。
興味のパートでは、あなたの好き・嫌いを探っていきます。
好き・嫌いを知ることで、職業や業界、企業の絞り込みができるようになります。
今回のシートでは趣味、話題、サービス、業界への興味を通して、あなたの好き・嫌いを探っていきます。
また、仕事や職業に直結する作業への興味も分析します。
シート中の能力一覧表に記載されている36の作業の中からやりたいこと、やりたくないことを選んでもらいます。
この作業が次以降のワークで適職を知ることにつながります。
また、ここでは具体的に職業への興味も挙げます。
興味を持った職業と興味を持った理由を深堀りし、共通点を見つけることで自分の興味のコアな部分を見つけていきます。
最後に「もしあなたがお金を一生分持っていたらやること」についてもまとめます。
現実的ではなく、何のしがらみもなかった時に何をやりたいかという理想を考えることによって、あなたが深層で興味を持っていることに迫ることができます。
それらの共通項を見いだせば、やりたい事を見つけるきっかけになります。
6. 能力✕興味
能力と興味の分析が終わったら、次はその掛け合わせを行います。
これは適職や合う職場を見つける際に非常に大事な手掛かりとなります。
好きか嫌いか、得意か苦手か、という2点で軸を作り、能力と興味で分析した作業を4つの領域に分けていきます。
それぞれの領域には特性があります。
「好き✕得意」な領域は、やっていてやりがいを感じられ、得意なので結果も出やすい領域です。
やりたいことを仕事にしたくない、などのこだわりがないのであればこの領域を仕事に選ぶのが最もおススメです。
「好き×苦手」な領域は、自分では楽しいけど、得意ではないので結果が出づらい領域です。
仕事は成果を出さなくてはいけないので、下手の横好きにならないよう、人の2倍努力して得意になることを目指す必要があります。
「嫌い✕得意」な領域は、やりがいは感じないけどなぜかできてしまう領域です。
やりがいを求めない人は、この領域を選んでもOKです。
なぜなら結果が出やすい領域なので、仕事として成立して評価も高まるからです。
「嫌い✕苦手」な領域は、やりたくないし結果も出づらい領域です。
新しい自分を発見する、といった目的を持ってこの領域を選択することは自分の可能性を広げる上で全く悪い事ではありませんが、意図せずこの領域に陥ることは避けたいところです。
何を避けるべきか整理できてれば、期間限定でこの領域で頑張ることを選ぶことも良いかもしれません。
領域の説明は以上ですが、あなたはすでに能力と興味を入力していますので、自動でシート上に記入されているはずです。
その領域を見て、どんな作業を仕事にしていくか考えてみましょう。
「向いている職種」のワークでは、あなたが過去に選んだ興味のある業界が入力されています。
ひとまずその業界と「好き×得意」で連想できる職種を入力してみましょう。
わからなければ調べてみることで、新しい発見をすることができますので、積極的に調べましょう。
このワークで、自分の興味×能力を具体的な職業に落とし込むことができるようになります。
7. 価値観
次は少し趣向が変わり、価値観の整理です。
大事な価値観を整理することは、キャリアを選ぶ上で非常に重要です。
ここでしっかりと整理することで、選ぶ仕事や企業を更に絞り込めるようになります。
シートを「7_価値観」に切り替えてください。
一覧表に記載されている33の価値観のなかで、あなたが重要だと思うものを5つ選択しましょう。
そして選択したらそれを並び替えてランキングにします。
これにより大事な価値観ランキングが出来上がります。
キャリアを選ぶうえで、このランキングの上位は必ず満たせるようにしてください。
先ほど分析した能力✕興味と価値観ランキングを加味することでかなり目指す職業や企業が絞り込めるようになっているはずです。
8. 人生設計
次は人生設計について考えてみましょう。
シートを「8_人生設計」に切り替えてください。
ここでは、人生で成し遂げたい事や、理想の人生について考えます。
このパートはあまり堅苦しく考えず、自由に考えることが大事です。
仕事とプライベートでどのようなイベントが起こったらワクワクできるか、考えてみましょう。
5歳刻みで年収、オフィシャル、プライベートのイベントをシートに記載する形になっています。
また、最後まで書き終えたら人生のテーマをつけてみましょう。
ここのパートはマストではありませんが、キャッチフレーズ的に自分の人生のテーマを一度考えておくと、今後の行動選択がしやすくなります。
9. 職場環境
次は職場環境についてです。
ここは一気に具体的になります。
「9_職場環境」のシートに切り替えてください。
あなたが職場環境で重視する項目をプルダウンから選んでください。
細かい項目がたくさん並んでいますが、全て真剣に考えることが大事です。
この作業を行うことによって、あなたにとって大事な条件とそうでない条件があぶりだされます。
大事な条件に絞って就活や転職を行うことになりますので、しっかり考えて全ての選択肢を選んでください。
次以降のワークでこれを使った条件の絞り込みを行います。
10. 人間関係
次は人間関係についてです。
先ほどは人間関係の得意不得意を出しましたが、今回はどんな人と働きたいか働きたくないかです。
人間関係は仕事や職場の満足度に非常に大きな影響を及ぼします。
様々なキャリア研究においてもそれが裏付けされており、職場選びにこの項目を考えておくことは必要不可欠なのです。
思い付きで構いませんので、今回は働きたい人と働きたくない人を5つづつ条件を挙げましょう。
11. 優先度
さあ、いよいよ最後のパートである優先度付けです。
「11_優先度」にシートを切り替えてください。
Q1では、今まであなたがまとめたことに対して、コメントを付けてください。
少し大変ですが、結果で出てきた項目を自分の言葉に置き換える作業です。
どんな言葉でも良いので、自分が就活転職の希望条件にしたい項目として記入をしていきましょう。
Q2ではQ1で入力した言葉を条件として、必須、できればほしい、あまりこだわらない、の3つにわけていきます。
この作業で条件を絞り込めるようにします。
次に、必須と答えた項目に順位をつけていってください。
順位をつけることで、この順位の上位を重視して職業や企業探しをすることができるようになります。
全ての作業が終わると、A1において、あなたの希望条件が決まります。
この条件を見ながら就活・転職をすれば、あなたの心の中の願望とズレないキャリアを歩めるようになります。
まとめ
長い間のワークお疲れさまでした。
11パートにもおよぶ自己分析によって、だいぶあなたの深堀りがされ、具体的な条件を知るまで達成できたと思います。
難しいパートや途中で詰まった箇所もあったかもしれませんが、納得できていない場所は再度時間を取って考えてみることをおススメします。
最終的な条件に納得することができれば、あなたは迷わない就活・転職ができるようになっているはずです。
今回の結果を活用して、是非自分にとって満足のできる活動を進めていってください。