あなたは今野生動物調査員の仕事に
興味がありますか?
この診断を受けると
あなたがどのぐらい野生動物調査員に
向いているかわかります。
10問2分の質問に答えて
適性をチェックしましょう。
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あなたの適性度は57%で、野生動物調査員の仕事に対して極端な向き不向きはないようですが、どちらかと言えば向いている寄りです。野生動物調査員を目指したい場合は、診断結果の詳細を読み込んで自分に足りている部分と足りていない部分を理解するようにしましょう。大事なことは、仕事を通して「長所を活かせそうか」「短所を許容、克服できそうか」です。両方ともOKであれば是非目指してみてください。
ID | 資質 | 判定 |
---|---|---|
1. | 動植物に興味がある | |
2. | 自然に関する知識が豊富 | |
3. | 経験を積むことが苦ではない | |
4. | データ分析が得意 | |
5. | コミュニケーション能力がある | |
6. | 野外フィールドワークが好き | |
7. | 体力がある | |
8. | 広い視野で物事を見られる | |
9. | 学ぶことが好き | |
10. | 外国語ができる |
野生動物調査員の仕事は、主として「野生動物がどのような場所にどれくらい住んでいるか、繁殖しているか」を調査する仕事です。特定の動物に限定せず、様々な動物に興味を持っている人に向いているでしょう。もちろん、大学や大学院などでは特定の動植物を研究していたという人も珍しくありませんが、生物とは直接的には関係のない、統計学や社会学などを学んでいた人が野生動物調査員になることもあります。
野生動物が生きていくためには、食料となる他の動物や植物が欠かせません。あるいは、「どこで寝ているのか」「どのような敵から身を守っているのか」「糞はどこでするのか」など、生態系と絡めて、あらゆる自然環境について深い知識や興味を持つことが大切です。多くの野生動物調査員は子どもの頃から生き物を飼育したり、野山を駆けまわって観察したりしていますが、自然全てをよく見る目を持っている人に向いています。
野生動物調査員を目指す場合、大学や大学院などで、特定の動植物などを専攻して学んでいる人が多いでしょう。しかし、座学で得られる知識には限りがあります。自分の足で進み、自分の目で見て、五感で感じたことから動物のあれこれを推察できるようになるためには、知識と共に経験も必要です。つまり、「実際に経験したことを次に生かす」ことが楽しいと感じる人に向いていると言えます。
野生動物調査員の仕事は「動物を観察すること」だけではありません。生態系の調査研究目的はもちろんですが、例えば「新しく土地を開発することによって、その土地の生態系にどのような影響を与えてしまうか」や「自治体の森林や畑の食害が激しいため、野生動物の実態を把握して被害拡大を防ぎたい」といった理由での調査も多いです。そして、調査の趣旨に応じた報告書を作る必要があるので、調査の趣旨から外れないようにしながら、かつ実際の調査データを適切に扱えることが求められます。
野生動物調査員は一人静かに野外で活動するイメージを持たれることもありますが、実際には様々な人と関わり合いながらチームで進めていくものです。また、仕事内容が「新しい開発工事のための調査」である場合、更に建設業界の人たちとの関わり合いも密になります。例えば仮に「この工事内容では生態系に大きな悪影響がある」という場合は、適切なデータと理論によって工事関係者を説得しなければなりません。口下手な人よりも、第三者に物事を説明することが苦でない人の方が向いているでしょう。
野生動物調査員の主な仕事の一つは野生動物を観察することなので、様々な野外を歩き回ることも珍しくありません。山林や湿地、寒地、時には僻地を担当することもあるので、どのような場所でも臆せず入っていける人におすすめです。また、国外を含めて出張等が多いので、フットワークが軽い人に向いています。
野生動物調査員になる場合、フィールドワークが好きということに加えて、実際にフィールドを歩き回るための体力が必要です。動物の生態系を知るには、冬の寒さや夏の暑さだけでなく、夜間や早朝など時間を問わないこともあり得るでしょう。また、長期間に渡る調査も考えられますので、そういった仕事でもばてることのないよう体力をつけておきましょう。
野生動物調査員は動物たちを調査するのが主な仕事ではありますが、調査する場所は「大きな河川」であったり、「人里に近い山」であったりと様々です。その土地の歴史や風土にも目を向けて、視野を広く俯瞰して見られることで、思い込みや見落としを防ぐことができるでしょう。例えば、「このような川であれば、この生き物はいるはずがない」といった見方をしてしまっては適切な調査ができません。視野を狭めずに物事を受け止めて考えられる人に向いています。
野生動物調査員になった後も、様々な知識を吸収していくことが大切です。新しい研究発表や個人的なフィールドワークなどを通じて、知識を深めていく姿勢が必要でしょう。また生物学に関する勉強だけでなく、建設業や気象、歴史、経済なども野生動物調査員の仕事に関わってくることがあるので、勉強することが楽しめる人におすすめです。
日本における野生動物調査員という仕事はまだ一般的とは言えず、また就職する企業によって呼び名が変わっていることもあります。一方、海外では野生動物調査員が非常に重要視されている国もあるため、外国語ができる場合、国外で働くという選択肢も増やすことができます。また研究論文は英語で発表されることも多いので、外国語に苦手意識がない方が安心でしょう。
野生動物調査員は、道路や鉄道、公園などを建設するために大規模な開発を行う場合に、その周辺の動植物の生態系を調べたり、環境に与える影響などを調査したりする仕事です。
調査の方法には、特定の場所の変化の状況を継続的に観察するという定点調査と、対象となる区域を歩き回って実際にその様子を目で見て調べる林内調査の2種類があります。
場合によっては、これらの調査によって得られたデータを地理情報システムを用いて分析し、必要に応じて自然保護のために適切な対処策を提案するようなケースもあるなど、その役割は単に調査の域に留まりません。
野生動物調査員として働くために、必ず持っていなければならないような資格はありません。
もっとも、仕事をするうえで動植物についての高度な知識が必要になってくるため、大学の農学系や畜産系の学部で関連する学問を学んでおいた方がよいでしょう。
できればより専門性を身に付けるために大学院も出ておきたいところです。
また、時としてデータを駆使して自然の状態を分析することもあり得ますので、業務をスムーズにこなせるようにエンジニアとしてのスキルも身に着けておきたいところです。
野山を歩き回れるだけの体力も必要となります。
野生動物調査員の平均年収について調べたオフィシャルな統計データなどは見当たりませんが、求人サイトに掲載されている情報によると、おおむね400万円から600万円ほどであると言えるでしょう。
収入は経験を積むにつれて少しずつ増えていく傾向があるため、働きはじめの年収は約300万円程度であることも少なくありません。
しかし、熟練の野生動物調査員になると1000万円近くの収入を得ている人もいます。
また、知識や専門性を磨いて名前が知られるようになれば、テレビ番組のコメンテーターをするなど、本業以外の活動でも収入を得ることが可能です。
野生動物調査員の主な就職先は、調査会社やコンサルティング会社などです。
それ以外に、行政機関やNPO、NGOなどで働くという選択肢もあります。
基本的には最初に就職したところに留まって、経験を積みながら知識やスキルを身に付けていくのが野生動物調査員としての一般的なキャリアであり、頻繁に転職を繰り返すような人はそれほど多くはありません。
ただし、よりよい待遇を求めて行政機関から民間へと転職するといったケースはあり得ます。
なお、サステナブルな社会の実現に向けて、自然環境の保全は益々重視される傾向にあるため、野生動物調査員は将来有望な仕事であると言えるでしょう。