サッカー選手として働くためには、一定レベルの技術が必要です。ドリブル・パス・シュートなど基本の動作が上手くできることはもちろん、ボールを奪おうと向かってくる対戦相手をかわしながらボールをキープしたり、難しい角度からゴールを狙ったり、上級テクニックも身に付けなければなりません。このような技術を習得するためには運動神経が必要。運動神経が良い人はサッカー選手の素質があるかもしれません。

体力があることもサッカー選手にとって重要な条件。いくらすごいテクニックを持っていても、体力がなくすぐにへばってしまうようではサッカー選手として大成することは難しいでしょう。サッカーは前半・後半合わせて90分の試合で、始めから終わりまで出場する選手も大勢います。また、アディショナルタイムや前半・後半で決着がつかなければ延長戦にもつれこむ場合も。広いピッチを走り回るにはスタミナが大切、サッカー選手はとにかく体力勝負です。体力に自信がある人もサッカー選手の適性があります。

サッカーは11人のチームで戦います。主に試合で采配を振るうのは監督ですが、ピッチの上では司令塔となる選手がほかの選手に細かな指示をします。サッカー選手の中には負けん気が強いタイプも珍しくありません。また、選抜チームなどは、普段それぞれ別のチームでプレーしている選手たちが同じチームメイトになります。さまざまな個性溢れるチームメンバーをまとめるにはリーダーシップを持った人物が必要。リーダーシップをとれる人は、チームを引っ張っていく人材として活躍できるかもしれません。

フィジカルに恵まれていることはサッカー選手として大きなアドバンテージになります。もちろん小柄な選手であれば俊敏さを活かしてプレーするなど、それぞれの体格を踏まえたスタイルはあります。その上で、フィジカルに恵まれている人は、相手から激しいプレスを受けたり、ボールを競り合ったりしたとき、相手との接触で倒されることなくプレーを続けられることが武器です。

サッカー選手が活躍するフィールドは世界中です。国内だけでなく、海外リーグでプレーしている日本人選手も大勢います。世界で自分の実力を試してみたい、世界の注目を集めるような活躍をしたいなど、世界を視野に入れた夢がある人もサッカー選手の適性があるでしょう。