あなたは今音楽療法士の仕事に
興味がありますか?
この診断を受けると
あなたがどのぐらい音楽療法士に
向いているかわかります。
10問2分の質問に答えて
適性をチェックしましょう。
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あなたの適性度は57%で、音楽療法士の仕事に対して極端な向き不向きはないようですが、どちらかと言えば向いている寄りです。音楽療法士を目指したい場合は、診断結果の詳細を読み込んで自分に足りている部分と足りていない部分を理解するようにしましょう。大事なことは、仕事を通して「長所を活かせそうか」「短所を許容、克服できそうか」です。両方ともOKであれば是非目指してみてください。
ID | 資質 | 判定 |
---|---|---|
1. | 音楽が好き | |
2. | ピアノを演奏できる | |
3. | 人と接することが好き | |
4. | 性格が明るい | |
5. | 思いやりがある | |
6. | 人の役に立つことが好き | |
7. | 忍耐力がある | |
8. | 観察力がある | |
9. | 発想力が豊か | |
10. | 人の悩みに寄り添える |
音楽療法士の仕事は、心や体に障がいを持つ人や高齢者に対し、音楽を通してリハビリやケアを行うことです。音楽に関わる仕事なので、自分自身が音楽好きであることは必須条件とも言えます。「音楽は楽しい」ということを音楽療法士自らが表現することで、患者が「楽しそうだからやってみよう」という気分になるため、小さいころから音楽に親しんできた人や、歌ったり楽器を演奏することが好きな人に向いています。
音楽療法では、音楽療法士の伴奏に合わせて歌ったり体を動かすため、楽器の演奏ができない人にはハードルの高い職業です。また楽器にもいろいろありますが、現在の音楽療法で使用する楽器はピアノがメインとなっているため、ピアノを弾ける人におすすめです。技術的な面では音楽大学に通うようなハイレベルは必要ありませんが、譜面を見ながら演奏できる程度の技術は必要です。
音楽療法士は患者と向き合うことが仕事なので、他人と接することが苦にならない人に向いています。音楽療法は患者との信頼関係がないと成り立たないため、音楽を通して患者のことを知り、自分のことも知ってもらわなければなりません。日々行われるこの繰り返しによって信頼関係が結ばれますが、それ以外にも何気ない雑談などから親密度を深めるような場合もあります。会話などのコミュニケーションを取ることが好きな人に向いている職業です。
音楽療法士に求められるのは、常に明るく患者と接する姿勢です。ただピアノを伴奏するだけではなく、明るく声をかけながら患者全員が楽しめるような環境を作らなければなりません。多くの時間を患者と共有するため、音楽療法士自らがいつも明るく元気にしていることが、患者のやる気に繋がります。
音楽療法士には、他人を思いやる心が必要です。患者は心や体の障害を持つ人や高齢者なので、上手にコミュニケーションが取れない、体を自分の思った通りに動かせないなどのストレスを抱えています。せっかくリハビリしても途中で止めてしまったり、拒否されることも少なくありません。しかし、そんな場合でも怒るのではなく、やりたいけどできないという気持ちを理解して接することが必要です。患者の心に対して思いやりを持てる人に音楽療法士は向いています。
音楽療法士は、音楽そのものが好きなのはもちろんですが、人のために音楽を使った仕事をしたいと考えている人におすすめです。音楽が好きな人に多いのが「音楽に関連した職業に就きたい」というものですが、その気持ちだけでは音楽療法士として活躍することは困難です。音楽療法は自分のためにするのではなく、他人に対して行うものです。音楽を通して人の役に立ちたい、という思いが必要です。
音楽療法士には忍耐力も必要です。これは医療全般に関係することですが、基本的に治療は一度行っただけで治るものではありません。音楽療法についても1回のリハビリではなく何度も繰り返し行いながら少しずつ回復を目指すため、自分の考えたプログラム通りに進まなかったり、期待した改善が見られないこともあります。そのような場合でも、根気強く患者と向き合っていける忍耐力が音楽療法士には欠かせません。
音楽療法士は、音楽をさまざまなプログラムに組み入れてリハビリを行います。患者に積極的に参加してもらうためには、患者はどのような音楽が好きなのか、どのようなペースで進めたらよいか、などを常に観察していなければなりません。それがリハビリを効果的にする大きなポイントで、患者のモチベーションを上げることにもつながるため、広い視野で観察できることは大変重要です。
音楽療法士は子どもからお年寄り、男女関係なく幅広い患者を扱いますが、患者によって心身の状態もさまざまです。そのため、リハビリプログラムは健康状態や改善点などをヒアリングしながら対象者に合わせて作成することが一般的です。ただ、基本的なルールはありますが、そのルールの繰り返しでは患者に飽きられてしまう可能性があります。それぞれの患者に合わせてアレンジできる、豊かな発想力が必要です。
患者は何かしらの悩みを抱えながらリハビリを行っています。音楽療法士は、その悩みが何なのかを理解し、寄り添い分かち合いながら続ける仕事です。音楽を通して行う治療ですが、音楽を流すだけならプレイヤーなどの機材にもできます。最終的には人間対人間なので、人の悩みに真摯に向き合える気持ちを持っていることが重要です。
音楽療法士とは音楽の力で病気や障がいを持っている人、高齢者、またストレスを抱えて元気がない人などに対して、不安やうつ状態を和らげたり、認知機能や運動機能の改善や維持をしたりする人のことです。
音楽には、人の心理的な部分や認知的な部分などに働きかける力があると言われています。
音楽療法はその音楽の力を活用したリハビリテーションの一つで、言語での治療が難しい人への効果が期待されています。
音楽療法士は楽器を一緒に演奏したり、リラクゼーション効果が期待できる音楽を聴かせたりして、リハビリテーションをサポートするのが仕事です。
音楽療法士には国家資格などの公的な資格はありません。
しかし、音楽に対する専門的な知識と、医学や福祉に関する知識、リハビリテーションに関する知識や技術などが求められます。
そのため、民間団体の認定資格を取得することをおすすめします。
認定資格には、日本音楽療法学会が主催する「日本音楽療法学会認定音楽療法士」があります。
高校卒業後、学会の認定校を卒業すれば受験資格が得られます。
認定校は全国にあり、入学したら資格取得に必要なカリキュラムを学習します。
修了後、筆記試験と面接試験に合格すれば、日本音楽療法学会認定音楽療法士として働くことが可能です。
複数の調査によると、音楽療法士として就職した場合の年収は約300万~400万円です。
初任給は15万~18万円程度で、経験を積むことで40代では30万~35万円くらいになることもあります。
規模の大きな施設ではより高い収入が見込めることもありますが、就職先によって手当なども異なるので、給料に幅が出ることも少なくありません。
音楽療法士としての採用がない場合、介護職と兼務して働くケースもあります。
その場合は、介護職としての給料になります。
音楽療法士としてのニーズは徐々に高まってはいるものの、求人数が多いとは言えません。
そのため、介護業務と兼務をしながら仕事をしていくことで収入が安定すると考えられます。
音楽療法士の主な職場は、病院やクリニックなどの医療機関、特別養護老人ホームやデイサービスなどの高齢者福祉施設、児童福祉施設、また障がい者福祉施設などです。
それぞれの施設で、認知症予防や利用者同士またはスタッフとのコミュニケーションを促したり、歌ったりダンスをしたりしながら、情緒の安定や感情表現を引き出したりします。
医療機関では患者さんの恐怖心を和らげることも目的の一つです。
音楽療法の対象者は乳幼児から高齢者まで、また身体が健康な人から病気を患っている人までと幅広いため、音楽療法士として活躍する職場はさまざまです。