あなたは今診療情報管理士の仕事に
興味がありますか?
この診断を受けると
あなたがどのぐらい診療情報管理士に
向いているかわかります。
10問2分の質問に答えて
適性をチェックしましょう。
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あなたの適性度は57%で、診療情報管理士の仕事に対して極端な向き不向きはないようですが、どちらかと言えば向いている寄りです。診療情報管理士を目指したい場合は、診断結果の詳細を読み込んで自分に足りている部分と足りていない部分を理解するようにしましょう。大事なことは、仕事を通して「長所を活かせそうか」「短所を許容、克服できそうか」です。両方ともOKであれば是非目指してみてください。
ID | 資質 | 判定 |
---|---|---|
1. | 細かい作業が得意 | |
2. | 確認作業が丁寧にできる | |
3. | トラブルを未然に防ぐ危機管理意識が強い | |
4. | 計画的に仕事を進められる | |
5. | コミュニケーション能力が高い | |
6. | ITスキル習得のための勉強が苦でない | |
7. | 外国語が得意 | |
8. | 事務作業全般が得意 | |
9. | 長時間の一人での仕事が苦にならない | |
10. | 医療関係の知識を身につけるのが好き |
医療機関で取り扱う診療記録のように、細かく膨大なデータを扱うのが、診療情報管理士の主な仕事です。診療記録に記載される患者の情報は日々変化する上に、さらにデータ自体が画一的なものでないため、データ入力1つをとっても、慎重に行う必要があります。診療記録に入力されるデータの情報が1つでも間違っていると、患者自身の命に関わるため、常に集中力の維持も求められます。データ入力や確認を一人で全て行う性質上、細かい作業を黙々と進めるのが得意な人に最適な仕事です。
診療記録へのデータ入力及び加工以外に、内容の精査を行うのも、診療情報管理士の仕事となっています。さらに、医師から提供される、医療行為に関するデータを揃える役割も担っており、医療機関内部だけでなく外部にも大きな影響を与えます。一つのミスが致命的な状況を引き起こす以上、情報を精査・確認する作業が欠かせないため、毎日の確認作業が丁寧にできる人でないと、務められない仕事です。
患者に関する個人情報が記載されている診療記録を始めとして、勤務している医療機関の経営情報といった、多くの機密事項を扱う仕事が診療情報管理士です。こういった情報を高度かつ正確に扱える能力のみならず、外部への流出を阻止するといった管理能力も求められます。機密情報の取り扱いに失敗すれば、最悪医療機関の経営に多大なる影響を与えてしまうため、高度な情報リテラシーを持っている人でなければできない仕事です。
医師及び看護師のように、チームワークが求められる内容の仕事が多い医療機関の中において、診療情報管理士は個人で仕事を行います。診療情報管理士としての仕事がある程度できるようになると、一通りの業務を単独で任せられる可能性がある点が、医療機関における他の仕事との違いです。自分のペースで進められる反面、周辺の状況を把握しながら、スケジュールを立てて計画的に仕事を行う能力が求められます。
個人で仕事を行う診療情報管理士でも、医師や看護師といった、医療機関に務める人たちとの連携が不可欠です。とりわけ、正確な診療記録の記載に欠かせない、カルテに記載されている内容を確認する作業は、毎日のように行われます。もし、カルテに記載されている内容が間違っている場合は修正をしなくてはならないため、医師や看護師とのコミュニケーションが欠かせない仕事となります。さらに、分析したデータを、経営陣に報告する役割も担うため、正確に情報を伝えられる能力も必須です。
診療情報管理士が扱うデータは膨大な量に及ぶため、データ管理系のソフトを扱うスキルが、最低限求められます。データ管理系のソフトを操作できるスキル、もしくは資格を持っている点をアピールすると、診療情報管理士の就職には有利です。加えて、電子カルテのデータを管理する、特別なソフトウェアの操作もしなくてはならないのですが、こういったソフトは常に最新の状態に更新されます。ソフトの操作だけでなく、システム更新にも対応できるITスキルが求められる仕事の一つです。
医師及び看護師が記載したカルテを正確に読み取る能力が、診療情報管理士に求められますが、場合によっては日本語以外の言語で書かれたカルテを渡されるケースもあります。英語、あるいはドイツ語で書かれた内容を正しく理解する能力も求められるため、そういった内容を理解できると、効率良い仕事が可能です。英語で書かれた本を辞書無しで読める等、外国語のスキルを持っている人も、診療情報管理士に適性があります。
診療情報管理士が扱うデータの中に、診療報酬が含まれるという性質もあり、診療報酬の請求業務であるレセプト業務を、診療情報管理士が行うケースもあります。外来患者に対して診察代金支払いの受付を窓口で行う他、診療報酬明細書の作成も兼務するため、お金を取り扱う業務であっても苦にならない人に向いている仕事です。
診療情報管理士の仕事の大半が、データに関する処理業務である以上、一人で作業する時間が自然と長くなります。データ入力のみならず、入力したデータの確認も一人で行うため、チームワークが求められる仕事をしたい人には、診療情報管理士の仕事が苦痛に感じる可能性があります。
診療情報管理士の仕事を効率良く行うには、医療に関する専門的な知識の習得が必須です。診療記録やカルテに書かれている内容を確認、修正する際に必要となる能力なので、絶えず変化する医療関係の知識を積極的に身につけられる人であれば、診療情報管理士に向いています。
診療情報管理士は、医療機関に保管されているカルテの管理や診療情報の分析を行う職業です。
カルテに書かれている内容をチェックし、記入漏れやミスがないか確認します。
内容を確認したら国際的に共通している区分に則って、病名や入院日数などの情報を記録しておくのが主な業務です。
記録した情報は医療費の支払いやカルテ開示のときに役立っています。
診療情報管理士が集めるデータの中には、退院サマリーというものがあります。
これは入院していた患者さんの病歴や治療の内容、経過をまとめたものです。
退院してから2週間後に作成しなければならないので、情報を集めるために医師から資料などを貰う必要があります。
資料などを提出しない医師に対して催促するのも、診療情報管理士の仕事です。
診療情報管理士になるためには一般社団法人日本病院会が指定している大学や専門学校で、3年以上勉強します。
必要な学位を修得して、認定試験に合格すると診療情報管理士になれる仕組みです。
指定校で学ぶ以外にも、診療情報管理士の通信教育を2年間受講すれば、試験に挑戦することが可能です。
通信講座を受講するためには2年制以上の短大や専門学校を卒業していること、現在医療機関に勤めているなどが条件として挙げられています。
認定試験では医療管理論や臨床医学などの専門分野から問題が出題されます。
医師や看護師などの専門職の人が認定試験に挑戦する場合は、基礎分野の試験は免除になるのが特徴です。
複数の調査から、診療情報管理士の年収は340万円から380万円になります。
都心部の総合病院や大学病院などに勤務すればさらに年収は上がり、人によっては400万円前後になることも珍しくありません。
診療情報管理士は経験を積むと給与が上がる職業の一つでもあり、勤務年数が長ければ徐々に給料は上がっていくことがあります。
毎月の給与の他に資格手当や残業代、ボーナスなどが支給されます。
初年度の年収は地域によってばらつきはありますが、大体280万円から300万円前後です。
医療機関での診療情報管理士の位置付けや、雇用形態によっても年収は変わってきます。
診療情報管理士の多くは医療機関で働いています。
特に医療機関の中でも抱える患者さんの数が多く、規模が大きい医療機関で働くケースがほとんどです。
就職すると配属されるのは、医事課や診療情報管理室です。
病院によっては管理士が複数居て、担当する業務や分析を行う診療科が決められていることもあります。
医療機関だけでなく、一般企業に勤めている診療情報管理士も存在します。
一般企業の中には医療事務や医療情報の管理などを請け負っている会社もあり、診療情報管理士を必要としているところがあるのです。
そこでは専門知識を活かしてカルテの情報の分析を行ったり、医療の発展に必要な資料の作成などを行います。