あなたは今マニピュレーターの仕事に
興味がありますか?
この診断を受けると
あなたがどのぐらいマニピュレーターに
向いているかわかります。
10問2分の質問に答えて
適性をチェックしましょう。
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あなたの適性度は57%で、マニピュレーターの仕事に対して極端な向き不向きはないようですが、どちらかと言えば向いている寄りです。マニピュレーターを目指したい場合は、診断結果の詳細を読み込んで自分に足りている部分と足りていない部分を理解するようにしましょう。大事なことは、仕事を通して「長所を活かせそうか」「短所を許容、克服できそうか」です。両方ともOKであれば是非目指してみてください。
ID | 資質 | 判定 |
---|---|---|
1. | 音楽が好きで深い知識がある | |
2. | IT機器の配線などが得意 | |
3. | 急なトラブルでも冷静に対処できる | |
4. | 集中力を切らさず正確に作業できる | |
5. | 音楽機材にお金をかけても良い | |
6. | 人と協力して良いものを作り上げたい | |
7. | 体力に自信がある | |
8. | 音楽のセンスがある | |
9. | 失敗を糧にすぐ改善できる | |
10. | 周囲の様子を見て適切に判断できる |
マニピュレーターの主な仕事の一つは、アーティストが生演奏しないパートのメロディを、電子機器に打ち込んで音源として作成することです。例えば、ソロの歌手の楽曲にコーラスパートを追加したい場合、マニピュレーターの力が欠かせません。事前に録音されたコーラスを重ね合わせて、一人では作り上げることのできない音のハーモニーを生み出すことで、表現したい楽曲を完成させることができるのです。また、マニピュレーターはライブ演奏時にも登場することがあります。例えば、生演奏するキーボード一台では出せない音、あるいはライブ演奏ができないパートなどをマニピュレーターが補助し、曲を作り上げていくのです。縁の下の力持ちであり、楽曲作りやライブ演奏では欠かせない存在と言えるでしょう。このような役割を担っているため、マニピュレーターは様々なジャンルの音楽や音に詳しい方が適切です。ジャンルを問わず様々な音楽に触れ、音楽全般が好きである、という人におすすめでしょう。
マニピュレーターのもう一つの大きな仕事は、ライブに合わせて適切な音量・タイミングで音楽が流せるように機材などをセッティングすることです。こういった機器類は種類が多いだけでなく、ケーブルの種類なども複雑で手間暇がかかります。場合によっては「私はテレビのケーブルすらうまくさせない!」と嘆く人もいるかもしれませんが、マニピュレーターを目指すのであれば、そういった配線作業を難なくこなせる人に向いているといえます。
マニピュレーターとしてライブセッションに参加する場合、どんなにリハーサルを重ねていたとしても、「いざ本番を迎えようとしたタイミングで、なぜか音が出ない!」といったトラブルに見舞われることは避けられません。お客さんが満員のライブ会場で、後五分したら開演するのに、などという危機的状態にあったとしても、慌てず・騒がず状況を確認して、問題点がどこにあるのか切り分けていける精神力が欠かせません。
マニピュレーターがライブに参加する場合、生演奏をする楽器と同じように、タイミングをはかって音を出さねばなりません。それも機械的に対応するのではなく、ライブ中のMCが終わった瞬間に鳴らし始める、といった具合に、その場やお客さんたちを引き込んでいくような技術も必要です。集中を切らさずに、自分もライブを作り上げていくプロのアーティストであるといった自覚をもって、ライブに入り込んでいける人に向いている仕事と言えるでしょう。
作成した音源データが無くなってしまったり、ライブの時に接触不良トラブルを起こしたりすることもあるので、必要な機材などは自分でどんどん揃えていく必要があります。同じ機材を本番用と予備用で複数揃える、パソコンのバックアップが確実にとれるようにセッティングするなど、お金はかかってしまいますが、そういったことを疎かにせず、投資しておく人こそ優れたマニピュレーターとして活躍できるでしょう。
マニピュレーターは音源を打ち込むタイミングなどにおいて、一人で仕事をすることもありますが、やはり人との関わりが強い仕事です。その楽曲に関わるアーティストやクリエイターたち、あるいはライブを作り上げる全てのスタッフたちと協力していかなければなりません。「全員で素晴らしい曲を作ろう」「みんなで観客を感動させるライブにしよう」というような、人と協力して素晴らしいものを作りたいという意識を持つことが大切です。
出演するアーティストが体調不良になってしまった、楽曲の制作スケジュールぎりぎりになってから内容が変更になった、といった理由で、突然予想していない仕事が降ってわいてくるケースは珍しくありません。リハーサルに合わせて徹夜で作業をして間に合わせるなど、体力や集中力がものを言うこともあるでしょう。
マニピュレーターは音を打ち込む仕事だから、音楽的な才能が不要、ということは全くの誤りです。フレーズやメロディを、自分の耳で聞いて自分の力で音符に落とし込む、「耳コピー(通称:耳コピ)」という方法をとることもあるからです。複雑な音階や独特の演奏などが行われている場合、自分の耳の力を最大限に引き出さないとなりません。
突発的なトラブルがつきもののマニピュレーターですので、「前回やったことのあるライブだから大丈夫」という考え方は禁物です。また、仮に失敗してしまったとしても、いつまでもそのことを引きずるのではなく、「あの時はここがダメだったから、次に備えてこうしよう」「今のトラブルは過去のトラブルと同じだから、こう対処しよう」という具合に、過去の失敗をいかしていく姿勢が大切でしょう。
ライブにおけるマニピュレーターは事前に打ち込んだ音源を再生することが第一の仕事です。しかし、ライブ特有の「その場の雰囲気に応じたテンポ変更・アレンジ」などが行われるケースもあり、ただ決まった通りスタートボタンを押すだけの存在ではありません。アーティストの一員としてステージ上のアーティストと気持ちを共有し、どのように動くのが適切かを判断できるセンスが求められるでしょう。