あなたは今司書の仕事に
興味がありますか?
この診断を受けると
あなたがどのぐらい司書に
向いているかわかります。
10問2分の質問に答えて
適性をチェックしましょう。
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あなたの適性度は57%で、司書の仕事に対して極端な向き不向きはないようですが、どちらかと言えば向いている寄りです。司書を目指したい場合は、診断結果の詳細を読み込んで自分に足りている部分と足りていない部分を理解するようにしましょう。大事なことは、仕事を通して「長所を活かせそうか」「短所を許容、克服できそうか」です。両方ともOKであれば是非目指してみてください。
ID | 資質 | 判定 |
---|---|---|
1. | コミュニケーション能力がある | |
2. | 忍耐力がある | |
3. | 検索するのが得意 | |
4. | 好奇心が旺盛 | |
5. | 発想が豊かで企画力がある | |
6. | 読書が好き | |
7. | 几帳面な性格 | |
8. | 肉体労働も頑張れる | |
9. | パソコンスキルがある | |
10. | 専門といえる分野がある |
司書の仕事のひとつにカウンター業務があります。これは、図書の貸し出しを行ったり、レファレンスサービスを提供したりする業務です。公立図書館司書は地域の方と、学校図書館司書は児童や生徒や学生と、どの図書館でも司書は人と関わりながら仕事をすることになります。そのため、人と関わるのが好きで、コミュニケーション能力が高い人が司書に向いています。特に、公立の図書館は、子供からお年寄り、外国人から発声に障害がある人まで、さまざまな人が利用する施設です。どのような人が相手でも適切に関わろうとする気持ちをもつこと、語彙力や言語能力などに優れていることが大切です。
司書の業務内容には、蔵書点検・配架・図書の修繕などがありますが、どれも地道な事務作業です。例えば、蔵書点検では、図書の有無を確認すると共に、正しい位置に配架されているかを点検しなくてはなりません。もし点検している図書が正しい位置に配架されていない場合、その図書を探して正しい位置に配架し直す必要があります。何万冊にも及ぶ蔵書の中からたった一冊の図書を見つけなければならないとなると、途方もない作業に感じることでしょう。このような地道な事務作業でも忍耐強く業務を行える人は、司書に向いています。
司書は、利用者にレファレンスサービスを提供します。利用者が求める情報に適合する資料や図書をいち早く検索できる人は、司書に向いています。図書館では、データベースによって蔵書が管理されていますが、利用者が求める情報を正しく検索できるかはキーワード選定にかかっています。検索ワードを適切に選ぶことで、よりニーズに合った資料や図書を検索し、利用者に提供することができます。大学図書館の司書の場合、研究に関する資料の選書を求められることもあり、専門的な図書に関する知識をもっていることが望ましいといえます。また、それまでの業務の経験が役に立つこともあるので、レファレンスサービスをくり返していく中で、検索能力を高めていくことが大切です。
図書に関する興味はもちろん、世間のさまざまなことに好奇心を寄せている人は司書に向いています。「有名な賞を受賞した作家の新刊が出た」「映画化が決定して、今あの本が話題になっている」「社会情勢から、投資に関する本の売れ行きがいいようだ」など、さまざまな情報を積極的に収集することが必要です。司書をしていると「おすすめの本はありますか」という質問を受けることがあります。そのような時に、相手の好みのジャンルやお気に入りの作家などをヒアリングしながら、収集した情報をもとにおすすめの図書を紹介できると、司書として利用者の役に立つことができます。
図書館では、季節に合わせた図書を紹介するコーナーを設置したり、幼児向けの読み聞かせ会を開催したり、読書活動を推進するためのスタンプラリーを実施したり、多くのイベントを開催することになります。それらのイベントが成功するかどうかは、司書の発想力や企画力にかかっていると言っても過言ではありません。その図書館の利用者の年代や図書の貸し出し傾向を分析して、利用者にとって魅力あるイベントのアイディアを思いつき、実行に移すまでの計画を考えられる人は、司書に向いています。
司書の仕事は、そのほとんどが図書と関わる業務です。そのため、図書が好きであれば仕事に対するモチベーションが上がります。また、日頃から読書をしている人も司書に向いています。読書量が多いことは、図書を紹介するイベントを開催したり、レファレンスサービスを提供したりする時に役に立ちます。たとえ「図書が好き」とまでは言えなくても、普段から読書をしていれば司書の仕事に活かすことができます。
図書は、丁寧に扱わないとすぐに傷んでしまいます。また、図書の修繕は、ミスの許されない細かい作業です。そのため、几帳面に作業ができる人は司書に向いています。さらに、ラベルが剥がれかけていたら貼り直したり、書架に埃がたまらないように掃除をしたりするなど、観察力や注意力に優れていることも大切なポイントです。
普段は事務作業の多い司書ですが、図書館には年に数回、一斉に蔵書を点検したり、廃棄図書を処分したりする業務があります。その際は、大量の図書を運搬することになるため、肉体的に負担のかかる業務といえます。毎日の業務ではないとはいえ、力仕事も頑張れる人が司書に向いています。
司書が、蔵書検索をしたり、レファレンス業務を行ったりする時には、図書館専用のデータベースを使うことになります。また、報告書をまとめたり、収支報告を出したり、利用者情報を登録したりするためには、コンピュータを使うことになります。それらの業務を行うための、基本的なコンピュータスキルは必須となっています。
司書として勤務するためには、採用試験に合格する必要があります。採用試験では、図書館法や図書館情報学などの知識が問われる問題が出題されたり、図書館サービスに関する実技試験が行われたりします。そのため、司書になるためには専門的な知識が必要です。実際のカウンター業務やレファレンス業務では、専門的な知識がなくても対応できることが多いですが、専門的な知識があった方がより利用者に有益なサービスを提供できる可能性が広がります。