あなたは今騎手の仕事に
興味がありますか?
この診断を受けると
あなたがどのぐらい騎手に
向いているかわかります。
10問2分の質問に答えて
適性をチェックしましょう。
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あなたの適性度は57%で、騎手の仕事に対して極端な向き不向きはないようですが、どちらかと言えば向いている寄りです。騎手を目指したい場合は、診断結果の詳細を読み込んで自分に足りている部分と足りていない部分を理解するようにしましょう。大事なことは、仕事を通して「長所を活かせそうか」「短所を許容、克服できそうか」です。両方ともOKであれば是非目指してみてください。
ID | 資質 | 判定 |
---|---|---|
1. | 競馬について詳しい | |
2. | 体調管理を徹底できる | |
3. | 動物を大切にする気持ちを持っている | |
4. | 負けず嫌いで闘争心が強い | |
5. | フェアプレイに対する意識が強い | |
6. | 最低限の運動能力を持っている | |
7. | コミュニケーション能力がある | |
8. | 現状に満足せずに努力を続けられる | |
9. | 状況に合わせて適切な判断を下せる | |
10. | 失敗しても前向きに次に活かす |
騎手として活躍する上で重要な素質の一つに競馬のへの理解があります。騎手は文字通り馬の背に跨ってレースに出走することが主な仕事です。他のライバルとの競い合いである以上、ただ走らせるだけでは勝つことはできません。基本的なルールはもちろん、コースごとに異なる特徴、競馬場のコンディションを見極める力も必要になります。騎手はレースで勝つために競馬についての理解を深めておく作業が求められます。
競馬の騎手にとって重要な要素の一つが体調管理です。中央や地方など運営元で若干のルールの違いはありますが、競馬の騎手は予め決められている体重をキープすることを義務付けられています。競馬学校入学時は44kg前後、卒業後にプロとしてデビューしてからも、常に50kg前後の体重をキープし続けなくてはいけません。暴飲暴食による体重オーバーが発覚した場合、騎乗停止などのペナルティを課せられることもあります。食事制限を始めとした徹底した体調管理を続けられる、強い意志を持たなければ騎手として活躍することはできません。
人馬一体という言葉があるように、競走馬は騎手と気持ちを一つにすることで初めて最大限のパフォーマンスを発揮できます。元来臆病な馬は、自分に関わる人間の気持ちを敏感に察することができる生き物です。例え言葉による会話はできなくても感情はそのまま伝わるので、優しい気持ちで接しなければ馬は心を開いてくれません。馬に好意的な感情を抱いて大切にする気持ちを持つことも、騎手に求められる大事な資質の一つです。
仕事としてレースに出走する以上、騎手は結果を求められます。競馬に限らずスポーツの世界において闘争心は重要な資質の一つです。一流と呼ばれる騎手は負けず嫌いな性格の人が多いと言われています。どんなに不利な状況でもレースに出走する誰よりも先にゴールを駆け抜けることを目指す、強い意志を持ち続けなくてはいけません。背中に乗せている騎手の気持ちは馬にそのまま伝わるので、勝ちたいという闘争心をむき出しにすれば、競走馬もそれに応えて頑張ってくれます。
競馬は国が認めている数少ない公営ギャンブルで、騎手は関係者だけでなく馬券を購入しているファンの思いを乗せてレースに挑みます。国が管轄する公営ギャンブルである以上、公平でなくてはいけません。競走馬が同じ条件でレースに出走できるように厳格なルールが設けられているのはこれが理由です。騎手も同様にレース中に相手の進路を妨害したり、虚偽の体重申告をするなどの不正行為が発覚した場合、厳しい処罰が下されます。公私共に常にフェアプレイの精神を持ち続けなくてはいけません。
一般的な乗馬の技術とは異なり、競馬の騎乗はお尻を持ち上げた前傾が基本姿勢です。当たり前のように乗っていることで、一見すると簡単なように見えますが、実際は高度なバランス感覚と強い体幹が、運動神経が求められます。競馬学校の入試では、競馬に対する基本知識と合わせて運動能力も判断材料の一つです。最低限の運動神経が備わっていないと、騎手としてのデビューはおろか、競馬学校の入試を通過することも難しくなります。
日本でプロ騎手と呼ばれる人は男女合わせて150人以上存在しますが、全員がレースに出られるわけではありません。競走馬を所有するオーナーや育成をする調教師から依頼を受けて初めて出走する権利が得られます。どんなに高い技術を持っていても、独りよがりで業界で煙たがられる存在では依頼はきません。レースに出走している以外の時間に、関係者とコミュニケーションを取って自分をアピールしておくことも重要になります。
馬を育成する環境の変化に伴って、レースで求められる技術も大きく変わっています。10年前に当たり前だった乗り方も、競走馬の基本能力の向上で通用しなくなったという例は少なくありません。自分の技術に慢心せずに、常に新しい技術を取り入れていく貪欲さも騎手には必要です。
レース中の騎乗はオーナーや調教師の意向を優先することが基本となります。しかし、競馬に限らずスポーツでは想定通りに行かないことも多く、その場の状況に合わせて適切な対応を取ることも必要です。言われたことだけをこなしているだけでは大きな結果を残せません。時には自己判断で騎乗スタイルを変える臨機応変さも求められます。
実際に走るのは馬である以上、常に期待通りの結果が得られるとは限りません。上手くいかなかった時に反省点を見つけて次に活かす勤勉さを持ち続けることも、一流の騎手になるために必要な資質です。