【就活】SPI適性検査とは?目的、わかること、注意点など解説

【就活】SPI適性検査とは?目的、わかること、注意点など解説

Tips2024.7.6
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今回はSPIの性格検査について解説をしていきます。

SPIとは

SPI(Synthetic Personality Inventory:総合適性検査)とは、リクルート社が提供している社会人として求められる資質全般(性格および能力)を図るための適性検査です。

採用活動における適性検査の中ではトップシェアを誇り、利用している企業は1万3千社以上、受験者数は200万人以上もの数となっています。

SPIの適性検査では業務上における人柄や、組織への適応力を測る「性格検査」と基礎的な知能・能力を測る「能力検査」の大きく二つに分けられる検査を実施することになります。

SPIの性格検査とは

SPIの性格検査は約300の質問に回答することで、その人の性格的特徴や人物像が結果として得られます。

企業側は、その結果を確認して自社の社風に合っているかどうかや、その部署・職種に適しているかの判断材料として参考することになります。

残念ながら、受験者側としては性格検査の結果を確認することはできないようになっています。

SPIの性格検査の目的

①受験生の人物像を把握するため

採用における選考手段としてはまず履歴書・エントリーシートがありますが、これだけでは当然応募者の人柄について把握することは困難です。

また、面接という実際に顔を合わせてやりとりをする機会もありますが、面接という短時間でさらに初対面という状況ではどうしても普段の人物像を理解することは難しいでしょう。

このため、SPIの性格検査を利用することで普段からの人物像を把握するための参考にしています。面接においても、結果を踏まえて臨むことで人物像を深く把握するのに役立てることが可能になります。

②自社の社風に合っているかどうかを確認するため

入社後、能力的には適していても、社風になじめずに早期に離職してしまうというケースは多くあります。

そのようなリスクを回避するため、明らかに自社の社風に合っていないと考えられる応募者はこの時点でふるい分け(スクリーニング)をされることになります。

応募者からすれば納得いかないよう思えるかもしれませんが、企業側からすれば大量の応募者について細かく見ていくということは時間やコストの面から言って現実的では無いので、採用活動の効率化のためには仕方のないこととなっています。

③職種や部署への適性を確認するため

特に大企業においては、様々な職種や部署が存在するため、それらへの性格的な適性はそれぞれ異なることになります。

そのような様々な場所において、応募者に適していて活躍が見込めそうな場所を判断するために性格検査の結果が活用されることもあります。

SPIの性格検査でわかること

SPIの性格検査では、性格を4側面18種類に分類した結果が得られます。ここでは4側面についてどのようなものなのかを説明します。

①行動的側面

行動的側面とは、行動に対してのその人の特徴の側面です。

例えば

  • 行動の前には慎重に考える or 考える前に行動する
  • 内向的か or 外交的か
  • 飽きずに継続して物事を行える or 飽きっぽくていろいろなものにチャレンジする

といった特徴の判定になります。

②意欲的側面

意欲的側面とは、その人にどの程度意欲に満ちているかの側面です。

向上心や積極性、競争心などのエネルギー量がどの程度あるのかの判定になります。

③情緒的側面

情緒的側面とは、感情やストレスへの対処の特徴を表す側面です。

感情をコントロールできるかどうかやストレス耐性といったものへの判定になります。

④社会関係的側面

社会関係的側面とは、組織や周りの人間とどうかかわっていくのかに関する側面です。

主に、困難やトラブルに遭遇した際に投げ出さずに対処を行えるか、どう行動する傾向があるのかのかといったものの判定になります。

SPIの性格検査の注意点

素早く回答できるようにする

SPIの性格検査の質問数は約300問と多く、制限時間もあるので回答時間の余裕は少ないです。1問あたり数秒のペースで回答していかないとすべての質問に答えられない可能性が出てくるでしょう。

未回答の質問があまりにも多いとそれ自体が評価が下がる原因になってしまうかもしれません。

事前に自己分析を行うなどして自身の性格を客観的にとらえることができていれば、回答に悩むという事態が起こることは少なくできるでしょう。

正直に回答する

SPIの性格検査には、矛盾した回答を検知するなど、その人がどの程度嘘をついているのかを判定する仕組みが存在します。

この判定に引っかかってしまうと当然印象は大幅に悪化し、面接の場において正直に受け答えをしたとしても疑いの目で見られてしまう可能性があります。

嘘をついているかの判定をうまく潜り抜けたとしても、プロの面接官の前ではあっさり見抜かれてしまう可能性も高いので、自身を大幅に盛った回答をしてしまうのは避けたほうが良いでしょう。

まとめ

今回はSPIの性格検査について解説をしてきました。

SPIを採用している企業は非常に多く、就活をしていると一度は受けることになるのではないかと思われます。

性格検査については過度に対策を行うことは必要なく、むしろ逆効果につながる面もありますが、本番でスムーズにに回答するために自己分析をしっかり行っておくことをおすすめします。

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