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【新卒/転職アンケート】入社後に最も満足度が高まった会社の選び方は「社員の人柄」

【新卒/転職アンケート】入社後に最も満足度が高まった会社の選び方は「社員の人柄」

アンケート調査2020.2.26

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皆さん、こんにちは。

今回は「満足度が高まる会社の選び方」について調べた結果をシェアしたいと思います。

誰でも自分にとって満足な仕事や環境で社会人人生を過ごしたいですよね。

人によって仕事や職場を選ぶ理由は異なると思いますが、はたしてどのような理由で職場を選んだ人が現在も満足していて、どんなポイントに満足しているのでしょうか?

これらを調べるために、社会人500名の方へアンケートを行い、要因を分析してみました。

結果については500名の方の実際の声をまとめたものになりますので、今就職や転職を考えていて会社選びに悩んでいる人は、この分析結果を参考に会社選びをすれば失敗が少なくなるのではと思います。

是非最後までチェックしてみてください。

それでは解説していきます。

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アンケート概要

まずは今回行ったアンケートの概要です。

  • 時期:2020年2月
  • 人数:500名
  • 年代:20~39歳の男女
  • 職業:会社員、公務員、経営者・役員、自営業、自由業

今回のアンケートでは以下4問の質問を行いました。

  1. 「今の職場を選ぶ際」に何を最も重視しましたか?
  2. 「今の職場の最も良い点」を挙げてください。
  3. 「今の職場の最も悪い点」を挙げてください。
  4. 「現在の職場の満足度」を5点満点で採点してください。

問1~3では以下の9つの選択肢から一つ選んでもらっています。

  • 仕事内容
  • 仕事への適性
  • 給料/福利厚生
  • 勤務地
  • 社員の人柄
  • 労働時間
  • 会社の将来性/安定性
  • 社風/雰囲気
  • 知名度/世間体

問4は以下の5つから1つ選んでもらっています。

  • 5点:非常に満足だ
  • 4点:まあまあ満足だ
  • 3点:どちらとも言えない
  • 2点:あまり満足でない
  • 1点:全く満足でない

本アンケートで、何を調べるかというと以下の3点です。

  • 入社前にどのような理由で会社を選んだ人が今も満足感を感じているのか?
  • 実際に入社した後、会社のここが良いと感じているポイントによって満足度は違うのか?
  • 実際に入社した後、会社のここが悪いと感じているポイントによって満足度は違うのか?

入社前の決め手と現在の環境の実感という観点から、満足度を高める要因を探ろうという試みです。

この3ポイントで総じて満足度が高い項目こそが、入社前に考慮しておくべきポイントで、就職や転職の際に会社選びでしっかり把握しておくべき項目と言えるでしょう。

結果1:入社前の決め手と満足度の関連

まずは、問1の結果からみていきましょう。

問1の質問は、「入社前にどんなことを重視して今の職場を決めましたか」というものです。

それと問4で「現在の職場の満足度」を答えてもらっていますので、どのような理由で入社を決めた人が今現在も満足しているかを探ることができるというわけです。

結果と結果の見方

早速結果を見ていきたいのですが、その前に、結果の見方について説明します。

今回は先ほど挙げた9つの項目から最も重視した項目を選んでもらっています。

また、満足度は5点満点で評価してもらっています。

今からお見せする結果は、候補となっている9つの項目ごとに「満足度の平均点」を計算したものになります。

例えば、「仕事内容を重視した」と答えた人が3人いて、それぞれ2点、3点、4点と選んでいた場合、平均点は3点となります。

また、「仕事の適性を重視した」と答えた人が4人いたとして、それぞれ4点、4点、3点、3点と選んでいたら平均点は3.5点となるわけです。

この場合、仕事内容を重視して入社した人(入社後満足度平均3点)よりも、仕事の適性を重視して入社した人(同満足度3.5点)のほうが満足度の高い仕事生活を送れているということになります。

このように項目別の満足度を比較することによって、入社前に皆さんが重視しておくと良い項目が、多数の人のアンケート結果から明らかになるわけです。

それでは結果を見ましょう。以下が結果の表です。

入社前の決め手と入社後満足度のランキング
順位項目満足度(平均)
1仕事への適性3.67
2会社の将来性/安定性3.50
3社員の人柄3.38
4仕事内容3.37
5社風/雰囲気3.33
6給料/福利厚生3.29
7労働時間3.05
8勤務地3.00
9知名度/世間体2.71

1位は仕事への適性

1位は満足度平均3.67のハイスコアで「仕事への適性」でした。

入社前に「自分の強み」や、「入社する先の仕事で自分の能力が活かされるか」というポイントを重視して入社した人は、入社後に高い満足度を感じて仕事ができているということです。

5点満点中3.67という高いスコアなので、強みに注目して会社選びをした人はかなり満足しているという結果です。

お金重視の人の満足度はそこまで高くない

「仕事への適性」の次は「会社の将来性」「社員の人柄」「仕事内容」と続きましたが、「給料や福利厚生」は意外にも6位であり、入社前にお金を重視して入社した人の満足度はそこまで高くないということになります。

あまり入社前に期待しすぎても、入社後に給料の伸びが悪いなどで満足度が下がっている可能性もあります。

期待しすぎには注意したいですね。

労働時間、勤務地はスコアが低い

ランキング下位に「労働時間」「勤務地」が挙がっています。

労働時間については、もしかしたら入社後に聞いていた労働時間と違って残業が多い、などが理由としてあるかもしれません。

勤務地も非常に重要な項目だというイメージはありますが、勤務地を最も重要視して入社すると入社後に他の項目のマイナスで総合的な満足度が下がるようです。

勤務地を重視される方は、それ以外の項目にもしっかり注目したほうが良いですね。

知名度や世間体は逆にマイナスに

知名度や世間体で会社を選ぶという価値観も少数派ではないと思いますが、思った以上にスコアが低くて驚きました。

知名度や世間体でつい選びたくなってしまいますが、いざ仕事を始めてみるとそれ以外にマイナスな点の影響の方が多くて、結局は満足度が大きく下がるという結果になっているのではと思われます。

会社のネームバリューで会社を選ぶことは、あまりお勧めできない選び方のようです。

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結果2:入社後に感じる良い点と満足度の関連

次に問2の結果を確認しましょう。

問2は「入社後の現在感じている自分の仕事環境で良いと感じている点は何ですか?」というものです。

この質問の回答と満足度を比較することによって、入社前にはわかっていなかったけども今現在ここが良い、と感じているポイントと満足度の関係が明らかになります。

現在の実感同士の比較ですので、より今の満足度に影響がある項目と言ってよいですね。

結果は以下の通りです。

今の職場の良い点と満足度のランキング
順位項目満足度(平均)
1社員の人柄3.60
2給料/福利厚生3.55
3仕事内容3.53
4会社の将来性/安定性3.50
5仕事への適性3.41
6社風/雰囲気3.15
7勤務地2.82
8労働時間2.80
9知名度/世間体2.58

1位は社員の人柄

1位は3.60で「社員の人柄」でした。

先ほどの1位は仕事への適性でしたが、入社後の実感として満足度につながっているのは、一緒に働く同僚が良いと感じているケースのようです。

その他の点で多少不満があったとしても、人間関係が良好である、という事実が職場での満足度を大きく高めるようですね。

給料や福利厚生も高い満足度につながっている

今度は入社前のランキングと違って、お金の面が2位にランクインしています。

これは、先ほどは入社前に期待したほどお金がもらえなくて満足度が下がるのとは違い、現在十分な給料をもらえていると満足度が高まることを示唆しています。

入社前に給与に期待しすぎてしまうことはよくないですが、結果的に給与が高まると満足感を感じるようなので、入社前に給与面についてもしっかりと確認しておくべきですね。

ワースト3の項目は先ほどと同様

「勤務地」、「労働時間」、「知名度/世間体」という3ポイントは先ほどの入社前ランキングと同様にワーストスリーでした。

しかも今回は3項目とも平均3を下回るかなり低いスコアとなっています。

これは勤務地が良い、労働時間が短くていい、知名度あってや世間体が良い、というポイントが現在の職場の良い点だと感じても、それが今の自分の仕事の満足感につながっていないことになります。

知名度や世間体や社員の人柄と比べると1点も低い平均となっていますので、先ほど同様重視するのはだいぶ危険な項目のようですね。

結果3:入社後に感じる悪い点と満足度の関連

次は問3の結果です。

問3は先ほどの問2の逆で、「今の職場の最も悪いところはどこですか?」という質問です。

今の職場の不満な点と職場満足度の関係値を見ることによって、不満な点がどの程度満足度を下げているのかがわかるわけです。

なお、今回の結果については「悪い点に上がっている項目が満足度をどの程度下げているか」という観点なので、今までとランキングの数値が逆になっています。

つまり、不満な点が「仕事内容」だとしてスコアが2点だとすると、仕事内容に不満があると満足度スコアが低い、すなわち「仕事内容が良ければ満足度スコアが高まる」という理屈になるわけです。

ちょっとわかりづらいかもしれませんが、説明したような理由を踏まえてランキングを見ていってください。

今の職場の悪い点と満足度のランキング
順位項目満足度(平均)
1社員の人柄2.91
2社風/雰囲気2.95
3給料/福利厚生3.14
4仕事内容3.24
5仕事への適性3.29
6労働時間3.43
7会社の将来性/安定性3.44
8勤務地3.48
9知名度/世間体3.63

最も満足度を下げるものは人間関係の悪化

1位は「社員の人柄」であり、「同僚の人柄が今の職場で悪い」と感じている方の満足度は2.91とかなり低いものになっています。

問2の結果で人間関係が良いと満足度が高まることがわかりましたが、人間関係が悪いと満足度が下がるという、まさに同様の結果となっていますね。

2位の社風や雰囲気も広い意味で人間関係といっても良いかもしれません。

相変わらず勤務地や知名度のランキングは低い

もはやおなじみの顔ぶれとなってしまいましたが、勤務地や世間体のランキングが低い結果となりました。

勤務地が良くない、知名度や世間体が良くない、と不満を持っていても、実際に働く満足度は下がっていないことがわかります。

他の点が満足であれば、勤務地や世間体はあまり気にならないということでしょうね。

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結果4:以上をまとめると

それでは最後に今までの結果をまとめたいと思います。

今回は仕事や職場の満足度に影響がある項目を考えるというコンセプトですので、3つの質問を総合的に評価して重要項目のランキングを出します。

今回の総合評価の仕方ですが、3つのランキングの順位の平均を計算する、という方法を取りました。

例えば、「仕事への適性」の結果がそれぞれ以下のようだったとします。

  1. 【問1】入社前の決め手:1位
  2. 【問2】今の職場の良い点:3位
  3. 【問3】今の職場の悪い点:2位

この3つの平均は2となりますので、平均順位が2となるわけです。

もし全てで1位であれば平均順位1になるので、1に近ければ近いほど重要な項目になる、ということです。

それでは平均順位のランキングを見てみましょう。

総合ランキング
順位項目平均順位
1社員の人柄1.7
2仕事への適性3.7
3仕事内容3.7
4給料/福利厚生3.7
5会社の将来性/安定性4.3
6社風/雰囲気4.3
7労働時間7.0
8勤務地7.7
9知名度/世間体9.0

1位は断トツで「社員の人柄」

1位は平均1.7位で「社員の人柄」でした。

事前の決め手でも3位でしたが、実際に入ってみた後は良い点でも悪い点でも1位であり、いかに会社で働く人が大事かわかる結果となりました。

よく「一緒に働く人で会社を決める」という人がいますが、今回の結果から言えることは、その選び方は全く間違っていないわけです。

実際、職場の人間関係に関する研究の中には、「職場に最高の友人と呼べる人がいるだけで7倍になる」、「職場に友人が3人以上いるだけで満足度が96%上がる」という結果もあるぐらいです。

職場を選ぶ際には是非人間関係に注目するようにしましょう。

その点では大企業は一緒に働く人間を選ぶことが難しいため、リスクの高い選択と言えるかもしれません。

満足度が下がる入社先になりえることは覚悟の上で志望することを覚えておいてください。

それ以外の重視すべき項目

以下のランキングを見ると「仕事への適性」「仕事内容」「給料/福利厚生」と続きます。

これらも社員の人柄ほどではありませんが、満足度を押し上げる要因となりますので重要視しておくことをおススメします。

ちなみに新卒で入る際などは「仕事内容」や「仕事への適性」を図ることは難しいかと思いますので、周りの先輩やその会社にいるOBなどに相談して、できるだけイメージがわくようにしておきましょう。

インターンなどで事前に仕事を経験しておくのも大きなポイントになると思います。

あまりお勧めしない項目

これはもう「労働時間」「勤務地」「知名度/世間体」ですね。

  • 働く時間が短いホワイト企業だから
  • 都内の自宅から近いから、または地元で就職できるから
  • 知名度があって入社したら自慢できそうだから

といった理由をメインに挙げることはおススメできません。

きっちりその会社の働く人や仕事内容、適性、給与などに注目して働く先を決めるようにしましょう。

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総括

今回はアンケートを通して、「満足の良く就職転職をするために何を重視すべきか」について考えてみました。

調査分析の結果は

  • もっとも重視すべきは働く職場の同僚
  • 仕事内容、強みを活かせそうか、悪くない給与にもしっかりと注目する
  • 労働時間、勤務地、知名度/世間体はあまり重視しないほうがよい

というものでした。

今就活や転職で何を重視して良いか迷っている人は少なくないと思いますが、是非とも今回の結果を参考にして納得のいく仕事生活を手に入れてもらえればと思います。

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