あなたは今調教師の仕事に
興味がありますか?
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あなたがどのぐらい調教師に
向いているかわかります。
10問2分の質問に答えて
適性をチェックしましょう。
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あなたの適性度は57%で、調教師の仕事に対して極端な向き不向きはないようですが、どちらかと言えば向いている寄りです。調教師を目指したい場合は、診断結果の詳細を読み込んで自分に足りている部分と足りていない部分を理解するようにしましょう。大事なことは、仕事を通して「長所を活かせそうか」「短所を許容、克服できそうか」です。両方ともOKであれば是非目指してみてください。
ID | 資質 | 判定 |
---|---|---|
1. | 馬が好き | |
2. | 勉強が好き | |
3. | 忍耐力がある | |
4. | 馬に乗った経験がある | |
5. | 競馬に興味がある | |
6. | 経営に関する知識がある | |
7. | コミュニケーション能力がある | |
8. | 動物の世話が得意 | |
9. | 観察力がある | |
10. | 体力がある |
調教師になるには調教師免許が必要です。日本調教師会が主催する、JRA(日本中央競馬会)の調教師免許試験の受験資格は28歳です。それまでの期間は専門学校で知識を学んだり、厩舎で馬の世話をしたりしながらJRA競馬学校入学を目指します。JRA競馬学校の課程は3年です。その後、厩務員や騎手などとして実務経験を積まなければなりません。厩務員の仕事は、馬小屋の掃除や食事などの馬の世話全般になります。毎日同じ仕事ですが、生き物相手の欠かすことのできない仕事です。調教師の平均年齢は50代半ばで、騎手や厩務員、調教助手の経験者です。調教師になるには長い時間がかかるので、馬を育てることが好きで馬に愛情や愛着を持てないと続きません。
先に述べた通り、JRAの厩務員や騎手になるためにはJRA競馬学校に入学します。JRA競馬学校では乗馬技術や馬の生態を学び、厩舎実習ではスタッフの一員として働きます。調教師免許を取るには調教師免許試験を受けて合格しなければなりません。JRAの試験の場合、一次試験は身体検査と筆記試験、二次試験では口頭試験と人物考査があります。一次の筆記試験は学力と技術に関する試験で、競馬関係法規に関する専門的知識と労働関係基本法規に関する一般的知識が問われます。調教に関する専門的知識と、馬学や衛生学、競馬などに関する専門的知識も試験範囲です。筆記試験で決められた点数に達しないと、身体検査書の提出が認められません。 一次試験に合格すると、二次試験の学力と技術に関する口頭試験が受けられます。令和5年度の調教師免許試験の申請者は134人で、一次試験の合格者は23人でした。人物考査は、口頭試験の成績が一定のレベルに達した人のみ受験可能です。調教師免許試験だけでなく、調教師になるための前段階となる厩務員や騎手になるためのJRA競馬学校への入学も狭き門なので、勉強が好きであることは調教師になるために必須です。
調教師になるには長期間難しい勉強を続けることも必要ですが、調教師免許を取るまでには騎手や厩務員など別の仕事で実務経験を積む必要があります。すぐに調教師として働きたいと思う人には向きません。調教師の主な仕事は、馬を馬主から預かり競走馬として訓練することです。動物が相手なので、思い通りにならないことも多いでしょう。それでも馬と良好な関係を保つためには、毎日馬と向き合いコミュニケーションを取る忍耐力が必要です。
JRA競馬学校の厩務員課程への入学には、騎乗経験が必要です。騎手課程では騎乗経験は問われませんが、レースで競走馬に乗るのが仕事です。これらの仕事は調教師の前段階のため、調教師になるには騎乗経験が求められると言えます。調教師も、訓練のために騎乗することがあります。
調教師の仕事は競走馬を管理して、強い競走馬に仕上げることです。勝つことにこだわり、その努力を惜しまないことは調教師としての資質と言えます。競馬で勝つための戦略を練るのが楽しければ、よい調教師になれるでしょう。
調教師は厩舎の経営者でもあります。馬を預かるだけでなく、牧場や馬のセリを回って競走馬の素質のある仔馬を見つけ出し、馬主に売り込んで育てるなどの経営手腕も問われます。厩務員や騎手を雇ったりするので、スタッフの教育などの人事管理の能力も求められます。
調教師は馬とコミュニケーションを取るだけでなく、馬主や自身が経営する厩舎のスタッフとのコミュニケーションを取ることも大切です。コミュニケーションがうまく行っていれば、牧場から競走馬に向く仔馬の紹介も来るかもしれません。人当たりがよいだけでなく、調教師には巧みな交渉術も求められます。
厩務員の仕事は馬の世話全般ですが、調教師は競馬で勝たせるための馬の管理を行います。馬の体調を見ながら、トレーニングの内容や適切な運動量を考えます。エサも与えますが、質や量をコントロールします。
馬の体調管理には、観察力が不可欠です。体温や脈拍など計測が必要なものもありますが、正常な呼吸数を把握し、粘膜の色、分泌物や腫れなどを観察することで感染症による熱や貧血などをいち早く知り手当することができます。
体の大きな馬の相手をするので、調教師には体力が求められます。経営者としての一面もあり、対人関係をさばいたり馬を探したりなど馬の調教とは異なる体力も必要です。専門学校でも馬の仕事の基本は体力として、ランニングやハードル走などの訓練をしています。