あなたは今和裁士の仕事に
興味がありますか?
この診断を受けると
あなたがどのぐらい和裁士に
向いているかわかります。
10問2分の質問に答えて
適性をチェックしましょう。
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あなたの適性度は57%で、和裁士の仕事に対して極端な向き不向きはないようですが、どちらかと言えば向いている寄りです。和裁士を目指したい場合は、診断結果の詳細を読み込んで自分に足りている部分と足りていない部分を理解するようにしましょう。大事なことは、仕事を通して「長所を活かせそうか」「短所を許容、克服できそうか」です。両方ともOKであれば是非目指してみてください。
ID | 資質 | 判定 |
---|---|---|
1. | 着物が好き | |
2. | 裁縫が得意 | |
3. | 手先が器用 | |
4. | 段取りが良い | |
5. | デザインのセンスがある | |
6. | 日本の伝統文化が好き | |
7. | 日本の美を人に伝えたい | |
8. | 海外向けの仕事をしてみたい | |
9. | 伝統にとらわれすぎない | |
10. | 和服を着る人を増やしたい |
着物を仕立てるのが和裁士の主な仕事のため、何よりもまず着物が好きな人に向いています。普段から好んで着物を身につけるような人であれば、着物の構造や合わせ方、様々な知識が身についているためおすすめです。また、和裁士ではなく「和裁技能士」と名乗る場合は、国家試験に合格する必要があり、実技試験が伴うので、裁縫の技術だけでなく和服の知識を総動員して挑むことになるでしょう。
和裁士は和服を縫って作る人のことを示すので、裁縫が好きな人でなければ大変でしょう。和裁士の場合は、衣服を仕立てる技術力に加えて、着物特有の「洗うため、あるいは新しく縫い直すため、糸をほどいて一枚の布に戻す」「手縫いで仕立てる」といった独特のルールがあるため、特に優れた裁縫技術を持っている必要があります。
和服の特徴として、更に「縫い目をできるだけみせない」「型紙を使わない」といった特徴もあるため、手先の器用さが重要です。また、和裁士として仕事を始めた時、縫い上げた着物の枚数によって給料が変動する歩合制であることも多いので、手先が器用な人の方がより沢山の着物を仕立てられることでしょう。このため、手先が器用な人にこそ向いている仕事といえます。
和裁士は「新しく着物を仕立てる仕事だけでなく、「既にある着物を仕立て直す仕事」も含まれることがあります。なお、両方の仕事を行っている人もいれば、片方だけを専門にしているケースもあるでしょう。前者の場合は裁断から縫製まで、後者の場合はほどくところからお直しまで、基本的には一人でコツコツとこなします。基本的には誰かに指示をされて仕事をするわけではないため、反物や着物を手にした時から、自分の頭の中で段取りを決めて作業に取り掛かることができる人に向いているでしょう。
着物は布目(布の折り目)を調整しつつ、柄や文様が最終的にどのように見えるかを意識して仕立てる必要があります。昨今は若い人や海外の着物好きの人などに向けて、現代風のアレンジをきかせた着物や、伝統にとらわれない斬新な着物などの需要も高まっているため、その人独自のセンスというものも持っていると良いでしょう。
着物の柄には様々な意味が込められています。例えば、魔除けの意味をもつ「薬玉(くすだま)」であれば女の子の無病息災を願い、「鷹」や「龍」といった勇ましさのある柄は男の子向きとされています。そういった一つひとつの柄について知識を持つことで、着物をオーダーメイドで作りたいお客様への対応もより正確に行えるようになるでしょう。また、知識があれば顧客も「この人がいうのであれば間違いない」といった信頼を得やすくなります。
あまり知られていませんが、和裁士の仕事は「仕立て」「お直し」の他に、「指導・育成」も含まれることがあります。和裁の技術を弟子に伝えていく大事な役割です。しかし、昔とは違って着物の需要が低くなっている現代では、和裁士を志す人の数は決して多いとは言えません。単なる技術の伝承として考えるよりも、「日本の伝統文化や美しさを伝えたい」という熱意も必要でしょう。
着物は日本を代表する文化の一つですが、世界においても「日本の伝統文化」として認識している人は珍しくありません。流れを拡大するためには、海外へ着物の美しさなどを発信していく姿勢も大切です。インターネットを使った発信や、海外でのファッションショーやイベント開催などを視野にいれられる人は、今後、トレンドを担う和裁士として活躍できるかもしれません。
着物には伝統的な仕立て方、構造といった基本があります。その一方で、「日本人らしい体型」によく合うように進化してきた衣服のため、骨格やスタイルの違う海外の人が身にまとうと、どうしてもミスマッチになってしまうこともあります。そういった人種的や文化の違いなどを冷静に分析し、違いを取り入れながら着物のデザインをアレンジするような、大胆な発想ができる人が求められるかもしれません。
日本の伝統文化である着物ですが、現代日本においては、入学式や卒業式、七五三のような特別な時に着る人が大半で、日常的に和服を身にまとうという人は少数になりました。和裁士として活躍するためには、「既に和服を着たいと思っている人」だけをターゲットに仕事をするのではなく、「和服に興味はあるけれど、着こなしなどが難しそうで二の足を踏んでいる人」などを魅了して、和服を日常的に着る人を増やす働き方ができると良いでしょう。