あなたは今児童福祉司の仕事に
興味がありますか?
この診断を受けると
あなたがどのぐらい児童福祉司に
向いているかわかります。
10問2分の質問に答えて
適性をチェックしましょう。
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あなたの適性度は57%で、児童福祉司の仕事に対して極端な向き不向きはないようですが、どちらかと言えば向いている寄りです。児童福祉司を目指したい場合は、診断結果の詳細を読み込んで自分に足りている部分と足りていない部分を理解するようにしましょう。大事なことは、仕事を通して「長所を活かせそうか」「短所を許容、克服できそうか」です。両方ともOKであれば是非目指してみてください。
ID | 資質 | 判定 |
---|---|---|
1. | 人の役に立つことが好き | |
2. | 困っている子供を助けたい | |
3. | 責任感がある | |
4. | 秘密を守れる | |
5. | 相手の話を上手く傾聴できる | |
6. | 辛抱強い | |
7. | 勉強熱心で努力家 | |
8. | ストレスに強い | |
9. | 子供について詳しい | |
10. | 子供の視点に立てる |
児童福祉司の主な仕事は、なんらかのトラブルを抱えているこどもやその保護者・家族を助けることです。相手のことを思いやる気持ちがあって、誰かの役に立ちたいと考えている人に向いていると言えるでしょう。こういった家庭内におけるトラブルというのは、関係者同士が穏やかなコミュニケーションが取れない状況が発生していることもあり得るので、「人の役に立ちたい」という奉仕の精神がなければ長く続けていくのは難しいかもしれません。
人の役に立ちたいと考える人に向いている職業は沢山あり、例えば、医療従事者などはその筆頭と言えるでしょう。児童福祉司の場合は、家庭の間に入って様々なケースワークを解決する仕事のため、とにかく「こども」を助けたいという気持ちが強い人に向いていると言えます。保育士や教師のように多くのこどもと接するよりも、家族から虐待を受けているこどもや、何らかの事情で家庭にいられなくなったこどもなど、少数とは言え、一人ひとりと向き合っていくことが必要なので、こどもが苦手な人にはあまり向いていないかもしれません。
児童福祉司はこどもを助ける仕事であると同時に、こどもが健やかに成長していける環境を整えていく仕事でもあります。このため、責任感を持って、「その子に何が必要か」を考えて仕事を進めていく責任感の強さが求められるでしょう。例えば非行に走ったこどもが一時的に問題が解消されたように見えても、その後、問題行動が出てしまうなど、長期間のフォローが必要になるケースは珍しくありません。
児童福祉司が関係する家庭は、こどもを養育する経済力がなかったり、虐待などの問題行動を起こしたりする家庭であることは珍しくありません。あるいは、お子さんや家族に障害を持っている人がいて、それが原因で家庭内にトラブルが起きてしまうようなこともあり得ます。つまり、「周囲からはごく一般的なご家庭と思われていたけれど、実は悩み・トラブルを抱えていた」というような、「第三者であれば知ることのなかった秘密」を仕事上、知ってしまうため、関係者以外にその内容を絶対に漏らさない秘密を守れる人である必要があります。 場合によっては、「今、我が家で困りごとがあるんだけれど」と知り合いから話を持ちかけられたり、「あの家はトラブルがあるって噂を聞いたんだけれど」と聞かれたりすることもあるでしょう。このような時も冷静に話題を打ち切り、情報漏洩をしないような人物にこそ児童福祉司に向いています。
家庭のトラブルを解決するためには、こどもやその保護者から色々な話を聞いて実態を把握する必要があります。この時、児童福祉司として求められるのは「相手の話を傾聴するスキル」です。なぜならば経験を積めば積むほど、「こういうケースの時は、こういう問題が起きやすいだろう」「こういう人は、このようになりやすい」という思い込みがあると、問題を正しく把握できなくなってしまいかねないからです。また、本音や真実を話せるようになるまでに、時間がかかる人もいるでしょう。「私はあなたの話を聞きたいので、ゆっくり話してくださいね」という態度を取れる人にこそ、児童福祉司に向いているでしょう。
児童福祉司の仕事は、時間をかけてチームで進めていくことが一般的です。また、一度や二度ではなく、何か月や何年にも渡ってコミュニケーションを取り、解決方法を探っていくケースも珍しいことではありません。焦ることなくタイミングをはかったり、相手の話に耳を傾けたりと、相手を辛抱強く見守る力が必要です。
児童福祉司は心理学や社会学、教育学などを学んだ人が試験に受けてやっとなれる職業です。カウンセリングやコミュニケーション技術なども大切です。また、グローバル化が進んだ昨今は英語などが必要になるケースも増えつつあり、更に、障がいなどに対する様々な知識も必要です。これらは一度学んだから終わりということはなく、学問の進歩や時代の変化に応じて、アップデートしていく必要があります。つまり、児童福祉司を目指す人は、勉強熱心で自ら知識を高めていける人に向いていると言えます。
児童福祉司という仕事をしていると、親からネグレクトを受けているこどもなど、思わず目をそむけたくなるような現状を目の当たりにしていることがあります。あるいは、こどもや関係者から心無い言葉や態度をとられることもあり得るでしょう。しかし、児童福祉司の業務の特性上、第三者に仕事に関する愚痴をいうことはできず、自分の中にストレスをため込みがちです。上手に仕事のストレスと向き合いつつ、自分の心が疲弊しすぎないように調整できる人に向いているでしょう。
こどもが巻き込まれるトラブルの中には、小中学生特有の問題などもあります。こどもたちがどのような環境で学んでいるかは勿論のこと、どのようなサブカルチャー(ゲームやテレビ番組、音楽など)が好まれているかを把握しておくと、相手を理解するのに役立つことがあるでしょう。
こどもを支えるためには、児童福祉司もこどもの視点に立って向き合うことが大切です。「自分は大人だから我慢する・理解する」のではなく、「私があなたを知りたい・助けたい」という対等な気持ちを持って接することができると良いでしょう。