グランドハンドリングは、季節に関係なく、屋外で働くことが多いです。そのため、暑さや寒さに負けることなく、作業をし続けられる体力が必要となります。また、スケジュールが厳しい仕事なので、時間通りに仕事を終わらせるために、急いで作業をしなければならないことが多いです。その時には、空港内を全力疾走することも珍しくありません。したがって、体力があって、ハードワークでも疲れにくいという人が、グランドハンドリングに向いています。

グランドハンドリングの仕事は、原則としてチームを組んで作業をしていきます。数十人数百人という、大勢のグランドハンドリングスタッフが連携をして、スケジュール通りに必要な作業を終わらせることを目指します。そして、間に合わなかったり、ミスが発生したりする場合は、お互いに助け合わなければならないことも多いです。そのため、チームメンバーとして問題なく働き、助け合うことができる、協調性のある人がグランドハンドリングに向いています。誰かと一緒に働くのは苦痛、マイペースに働きたいという人は、グランドハンドリングには向いていません。

ひと口でグランドハンドリングと言っても、具体的な作業は非常に多いです。空港内で飛行機に指示を出したり、飛行機に給油を行ったり、牽引車を使用して飛行機を移動させたりします。グランドハンドリングとして働くのであれば、それらの作業をひと通りこなせなければなりません。そのため、ひとつの作業だけではなく、色々な仕事をしたいという人が、グランドハンドリングに向いているでしょう。

空港での仕事は、時間厳守が原則です。グランドハンドリングも例外ではなく、スケジュール通りに作業を完了させなければなりません。もし、作業に遅れが出ると、飛行機が離陸できなくなり、会社に大きな損害を与えてしまうことになります。そのため、時間に厳しく、スケジュール通りに作業を進めるように頑張れる人が、グランドハンドリングに向いています。時間にルーズな人だと、グランドハンドリングの厳しいスケジュールについていけない恐れがあります。

グランドハンドリングの仕事は、勤務時間や休日が不規則です。国際線を担当する場合、夜勤をすることも珍しくありません。そのような不規則な生活でも苦痛を感じず、特に問題なく働き続けられる人は、グランドハンドリングに向いています。日中のみ働きたい、土日祝日はしっかり休みたいという人は、グランドハンドリングには向いていません。