『 山が大好き 』

そこそこ兼ね備えている

まず登山家向きと言えるのは、「山が好きで好きで仕方ない」というタイプの人です。富士山をはじめとする美しい山や山脈を遠くから眺めるのが好きな人、山に入った時の独特な香り、頂上からの景色などが好きな人には最高の職業と言えます。

『 動物・生き物が大好き 』

兼ね備えていない

山の中に入ると、四季を通じて様々な小鳥のさえずりを聴きながら道を進めます。また、鹿・キツネ・特別天然記念物のニホンカモシカをはじめとして、都会の中にいては決して見かける事ができない貴重な野生動物と当たり前のように遭遇できます。大半の野生動物・小鳥は警戒心が強いため近づく事はできませんが、遠くからでも見られるという意味で、動物や生き物好きの人にはたまらない職業です。

『 人生を自由に過ごしたい 』

だいぶ兼ね備えている

登山家になれば、決まった時間・決まった曜日の仕事に縛られる事なく自由な人生をおくることができます。週休2日制で長い休みがとれない社会人生活が続くわけでもなく、電車の通勤ラッシュや交通渋滞などとも無縁です。登山家としてある程度成功し、潤沢なお金を得られた場合は、副業に時間を費やす事なく好きな時だけ働くという形をとれます。そういった意味で、何にも縛られる事がない自由度の高い人生をおくりたいと考えている人にも向いています。

『 アウトドアが好き 』

そこそこ兼ね備えている

登山家の中にはオフシーズン(冬季)だけ都会の中で働くのではなく、冬場もスキー場でインストラクターとして働いて活動資金を稼ぐ生活を送る人がたくさん存在します。スキーインストラクター業の他にも、冬はリゾートホテルのスタッフとして働き、休日はスキー・スノボを楽しむライフスタイルを続けるような人もいます。夏場だけでなく年間を通じて自然豊かな地域で生活する事も可能ですので、大のアウトドア好きである若者には魅力的と言えます。

『 寒さに強い 』

あまり兼ね備えていない

気温というものは標高が100m上昇するごとに約0.6度下降していきます。つまり、標高2000m・3000mクラスの山に登る際は、道を進めば進むほど、寒さとの戦いが待っています。夏場はまだしも、春や秋に登山をする際は頂上付近において強烈な寒さの中で過ごさなくてはなりません。寒がりの人が登山家になっても苦しいだけで決して楽しむ事はできないため、「寒さに強い」という点は登山家としての大きな適性条件です。

『 挑戦を撤退する決断ができる 』

兼ね備えていない

難易度の高い山に登る際は、時として頂上まで本当にもうすぐ、という場所まで辿りついていても気候動向によっては引き返す事を余儀なくされます。それができず、困難な状況の中で頂上に向かっていってしまった人の中には、亡くなって仲間や家族を路頭に迷わせてしまった人も歴史的には多数存在します。無理なチャレンジをして失敗するという事が決して許されない職業のため、諦めの気持ちをもっているという点も重要な適性要素となります。

『 天体や星が好き 』

兼ね備えていない

登山の魅力は、街明かりから離れた地域の高い山において頂上だけでなく中腹の山小屋からも信じられないほど星がよく見えるという点にもあります。例えば夏から秋にかけては都会では決して見られない天の川を肉眼で確認する事ができます。また、天体望遠鏡持参のうえで登山をすれば、土星の環・アンドロメダ銀河・オリオン大星雲などをレンズ越しに見られます。つまり、山だけでなく宇宙にも強い興味があり、子供の頃から星を見るのが好きだったような人にとっても最高の職業です。

『 計画を立てるのが上手い 』

だいぶ兼ね備えている

登山というものは事前に綿密な予定を立てる事が重要になってきます。無計画に登山をすると遭難して救助隊の助けが必要になったり、最悪の場合は自分だけでなく同行者までも死に追いやってしまいます。事前の準備が成功の大きなカギとなってくる世界のため、気象などに関する様々な過去のデータを綿密に分析し、完璧な登山計画をたてる能力も求められます。

『 有名人になりたい 』

あまり兼ね備えていない

トップクライマーというものは、登山好きの人々のみならず、幅広い人達からの注目を集めます。特に難易度の高い世界の名峰にチャレンジして登頂に成功した場合は様々なマスメディアが速報で報道をしてくれるほか、帰国してから取材をしてもらえます。そういった取材やメディア出演を通じて国民的スターへと昇りつめられる可能性も秘めているため、有名人になりたいという野心をもった若者にも向いていると言えるでしょう。

『 トレーニングが好き 』

そこそこ兼ね備えている

若い頃に活躍したトップクライマーも年をとってくると体力に陰りが出てきます。そういった中でもトップクライマーとして活躍し続け、名声を得続けたいとなると、年間を通じて厳しいトレーニングを続けていかねばなりません。厳しいトレーニングとは年を追うごとに体にきつくなっていくため、トレーニングが好きでまったく苦にならないという事も大きな成功要素となります。

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登山家は、山に登る仕事です。

高度が高い山や、冬のシーズンの山など、登るのがとても難しい山に登っていきます。

ただ、山に登るだけでは、収入を得ることはできず、仕事にはなりません。

そのため、大抵の登山家は、企業の広告塔という役割として働くことが多いです。

スポンサー企業のロゴを付けた服を着たり、スポンサーが作った道具を使用したりすることで、登山を達成した実績と共に、スポンサー名を世界に発信するわけです。

また、登山に関する知識を使用して、インストラクターとして働いたり、登山の経験を本にして出版する登山家もいます。

登山家になるためには、特別な資格や学歴は必要ありません。

山に登って収入を得ることができれば、登山家を名乗れます。

そして、登山家が登る山は、誰でも登れるようなものではありません。

登る際に命の危険が伴うような難しい山に登ることで、名前をアピールし、収入を得るのが基本です。

よって、難しい山に登るために必要な、登山に関する豊富な知識や道具の使い方は、事前に覚えておいた方が良いです。

また、学校の登山部や登山サークルなどで、本格的な登山の経験を積むことも、登山家になるための糧にできるでしょう。

また、登山家は、海外の山に登ることも珍しくないため、海外での登山ルールについても学んでおいた方が良いです。

複数の調査によると、登山家が得ている年収は、400万円から500万円が平均的な額です。

基本的には、スポンサーが出してくれた資金から、登山用具の購入費や海外への渡航費、入山料などを引いたものが収入となります。

具体的な年収の額は、スポンサーの数や規模によって決まります。

知名度の高い登山家になれば、それだけ有名な企業から広告塔として起用され、高い年収を実現できるでしょう。

しかし、スポンサーが1社も集まらなければ、登山家としての収入は0円になってしまいます。

そのため、別の仕事と兼業している登山家も数多くいます。

登山家は、フリーランスとして働く人が多いです。

自らスポンサーを募って、必要な資金を集めた上で、登山に挑んでいくというのが基本的な形です。

ただ、必ずしもフリーランスというわけではなく、会社に所属しながら、登山家として働く場合もあります。

登山用品を製造しているメーカーやプロモーション企業など、所属する企業は人によって様々です。

登山用品メーカーの場合は、自社製品のテスターとして、登山を行うこともあります。

プロモーション企業であれば、自らが広告塔となって、他の企業や製品を宣伝する役割が与えられるでしょう。

会社に所属する場合、登山を行わない期間は、他の社員と同じように、店舗スタッフや事務として働くことも珍しくありません。