『 着付けの知識がある 』

十分に兼ね備えている

きものアドバイザーとして働くためには、着付けができなければなりません。「着物を持っていないし、着付けなんてできない…」という人は、未経験者にも着付け等の研修を行って人材育成をしてくれるような着物販売店などに就職するのが良いでしょう。「絶対に着付けができるようになる！」という気概のある人であれば、きものアドバイザーの素養があると言えます。

『 スキルアップに積極的 』

そこそこ兼ね備えている

きものアドバイザーになるには着物に関する知識が必要です。きものアドバイザーになるために必ず必要な資格というものはありませんが、「きものコンサルタント」や、「着付け技能検定」、「きもの文化検定」などの資格取得をすれば、仕事に活かすことができます。きものアドバイザーを目指すのであれば、着物に関する知識を積極的に学び、身につけていくことが大切です。

『 色彩に関する知識がある 』

そこそこ兼ね備えている

お客様に着物を選ぶ際、色彩に関する知識があれば、お客様の肌の色に似合う着物選びができるなど業務上役に立ちます。そのため色彩に関する知識が豊富な人は、きものアドバイザーの素養があると言えます。色彩に関する知識は、「色彩技能パーソナルカラー検定」や「ファッションコーディネート色彩能力検定（AFT色彩検定）」、「カラーコーディネーター検定試験」、「色彩士検定」等の資格の勉強をすることで、身につけることが可能です。もちろん独学で知識を身につけるのも良いですが、資格を取得しておけば就職や転職の際に履歴書に記載することができますから、「色彩に関する知識を活かしてきものアドバイザーとして働きたい」という自己アピールにも繋がります。

『 人と接することが好き 』

十分に兼ね備えている

きものアドバイザーは、着物販売店や結婚式場でお客様が着物を選ぶ際のアドバイスをします。接客業ですから、「人と接することが苦手…」という人には不向きです。きものアドバイザーはどのようなお客さまにも笑顔で接することが大切です。

『 礼儀正しい振る舞いができる 』

だいぶ兼ね備えている

きものアドバイザーは日ごろから着物を着用して仕事をするケースもあります。着物を着用しているときには、ふだん以上に礼儀正しいふるまいを心がけたほうが良いでしょう。着物を着ている人がだらしない姿勢をしていたり、髪の毛などが乱れていると悪目立ちしてしまいます。日本の大切な伝統文化を後世に残していく大切な仕事をしているんだという気持ちで、着物を着る人としてふさわしい楚々とした礼儀正しいふるまいができる人であれば、きものアドバイザーに向いています。

『 わかりやすく丁寧に教える事が得意 』

あまり兼ね備えていない

着付け教室等で着付けを教える仕事をすることもあるため、人にわかりやすい説明ができる人であれば、きものアドバイザーの素養があると言えます。現代の日常生活では着物に触れる機会が限られるため、着付けを難しいと感じるお客様もいるでしょう。なかには「目の前で実演してもなかなか覚えてもらえない」、「何度か繰り返してもすぐに忘れてしまう」といったお客様もいるかもしれませんが、どのようなお客様であっても根気よく丁寧に教えることが大切です。

『 コミュニケーション能力がある 』

あまり兼ね備えていない

お客様に似合う着物選びをするために、コミュニケーション能力は欠かせません。会話の中でお客様の好みなどをくみ取り、それぞれのお客様に最適な着物を提案することができる人であれば、きものアドバイザーに向いています。きものアドバイザーは着物だけでなく、履物や小物をコーディネートしたり、髪型の相談にのることもあります。きものアドバイザーは、着物を美しく着こなすためのトータルコーディネートをサポートするわけですから、たくさんコミュニケーションをとってお客様としっかり向き合うことができる人に向いていると言えます。

『 忍耐力がある 』

兼ね備えていない

卒業式や成人式、結婚式など着物を着る機会というのは人生の節目となる大切な日である場合が多いです。そのような晴れの日に着る着物を選ぶお客様は、迷いに迷って長時間決められないということもあります。コロコロと意見が変わったり、なかなか決められなくても、納得いく一着を選べるまで真摯に付き合うことができる忍耐力が、きものアドバイザーには必要です。

『 様々な勤務時間に柔軟に対応できる 』

兼ね備えていない

きものアドバイザーは、日中にお店で接客を行うだけでなく、朝早くから着付けを行うこともあります。また、会社帰りの人向けのカルチャーセンター等の仕事は夕方から夜間の時間帯にかけての勤務時間帯となることもあります。様々な勤務時間帯でも柔軟に働ける人であれば、多くの仕事をこなして活躍の場を広げることが期待できるでしょう。

『 とにかく着物が好き 』

そこそこ兼ね備えている

きものアドバイザーは、着物が好きな人に向いています。きものアドバイザーは、カルチャーセンターなどで着付けを教えたり、着物の選び方の講義をすることもあります。着物への愛情がある人であれば、「着物の魅力をより多くの人に伝えたい」という気持ちでより良い仕事をすることができるでしょう。

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きものアドバイザーの仕事は多岐に渡ります。

着付け教室や着物に関するイベントでは、着物の着方を実演して見せたり、着物を着る時の技術を丁寧に指導します。

また、着物の選び方で悩んでいる人に対してアドバイスするのもきものアドバイザーの大切な仕事です。

そして、単に着物の着付けや選び方だけを教えるだけではありません。

相手の容姿や好みから似合う色や柄を分析したり、おしゃれな着方についてレクチャーする事もありますし、着物に似合う髪型やメイク方法、バッグや草履などの小物選びについても助言します。

きものアドバイザーは、着物に関する全てをコーディネートする事が仕事なのです。

きものアドバイザーになるには、大きく分けて2つの方法があります。

1つは、服飾関係の大学や専門学校で着物について学んだ後に着物販売店など着物を扱う会社に入社する事です。

この場合は、特別な資格は必要ありません。

もう1つは、自分で着物教室を開く事です。

着物教室を開くには、師範の資格を取得する事が必要です。

師範になるためには、着付け教室の師範クラスに通って先生から着物に関する知識や技術を教わります。

一定のカリキュラムが終了し認定証をもらう事で師範になれます。

持っていて有利になるのが、民間資格であるきものコンサルタント一般認定試験です。

2年以上の実務経験が必要で、着付けの技術がある事を客観的に証明できます。

きものアドバイザーの平均年収は、複数の調査から200〜300万円だという事がわかりました。

働く場所や雇用形態でも異なるため、収入にはかなりのばらつきがあります。

着物販売店の場合は、正社員だと平均月給が17〜25万円が相場で年収にすると215〜300万円です。

アルバイトやパートの場合は、平均月収10〜17万円程です。

自分で着物教室を開いた場合は、生徒の人数で差が出るため年収も変わります。

人によっては、平均年収が800万円以上という人もいます。

また、メディアに出演したり書籍を出版するなどした場合は更に年収を増やす事ができます。

きものアドバイザーとして活躍できるのは、着付け教室や着物販売店、カルチャーセンターと様々です。

結婚式や成人式が行われるホテルや、着物を扱う貸衣装の店でもきものアドバイザーの求人があります。

また、自分で着物教室を開いたり、個人宅へ出張するなど自由な働き方ができます。

現代の日本では日常で着物を着る機会は減っていますが、成人式や冠婚葬祭などで着物を着る事は多々あります。

海外からの旅行者が思い出作りに着物を着用したりする事もあるため、きものアドバイザーの仕事は将来的に見てもかなり需要があると考えられます。