『 頑固でなく柔軟に考えられる 』

そこそこ兼ね備えている

CGクリエイターには、柔軟性が求められます。頭が固いとなかなか次の発想に行けません。CGをある程度作った後で、壊さなければいけないこともあります。古い技術を捨て、新しい技術を導入していくにも柔軟性は大切です。依頼主から、途中で仕様の変更を通達されることもあります。できるだけ従来の内容を残したい、と内心思いながらも最適な方法を新しく見つける柔軟さが大切です。こうと決めたらやり方を貫くという姿勢が、良い仕事の邪魔をすることがあります。臨機応変に考えを変えていける人が、CGクリエイターに向いています。

『 CGに対する思い入れが強い 』

兼ね備えていない

作り手のCGに対する思い入れは強い方が、良い作品ができます。CGを初めて見たときの感動や、自分で考えて形にしたいといった情熱があるほど、作品に迫力が出ます。今までにはなかったこんなCGを作ってみたいだとか、こんなふうに発展させたらもっと良くなるのに、といった考えを持っている人は、CGクリエイターにぴったりです。

『 人の話をよく聞く 』

だいぶ兼ね備えている

良いCGを作るためには、依頼主の話をよく聞くことが大切です。どのような仕上がりにしたいのかは、なかなか言葉では説明ができません。それをできるだけ具体的に聞き出すためには、聞く力が必要です。人の話を聞くのが好きな人は、CGクリエイターに向いています。どんなCGにしたいのかを形にしていくためには、人の話をよく聞く能力がないと始まりません。

『 行動力がある 』

十分に兼ね備えている

頭の中で構想を練ることは大切ですが、それだけではCGは完成しません。実際に形にしていかないと、完成のイメージは見えにくいです。何事をするにもまずは動いてみるという行動力がある人は、CGクリエイターに向いています。行動を惜しまない人は、動いた結果うまくいかなかったとしても、それは次の成功につなげられます。トライアンドエラーを繰り返すことで、完成に近づける行動力が、良いCGを作るポイントです。

『 新しいものが好き 』

あまり兼ね備えていない

CGの世界は日進月歩です。少し前までなら考えられなかったような技術が、どんどん導入されます。新しいものに興味がある人は、CGクリエイターに向いています。新しく開発された技術をすぐに試してみたくなったり、応用して自分の作品に使ってみたいとチャレンジしなければ、新しいCGは生み出せません。新しいものがあればまずはやってみる、という姿勢が重要です。

『 コミュニケーション能力が高い 』

兼ね備えていない

CGは依頼を受けて、1人で完成させるような類のものではありません。たくさんのスタッフがそれぞれの部門で良い仕事をすることで、初めて良いCGができます。各ポジションのスタッフと連携をしながら作業を進めていくので、コミュニケーション能力は不可欠です。周りと上手く強調しながら作業を進められる性格の人は、CGクリエイターに向いています。自分1人の意見ではなく、協調性を持ってチームで取り組む姿勢が大切です。

『 デッサン力がある 』

十分に兼ね備えている

正確なCGを作成するためには、まずはものの形を正確にとらえることが大切です。平面だけではなく、立体的に形をとらえることができるデッサン力は、CGクリエイターに必要な要素です。もともとデッサン力がある人は、CGクリエイターに向いています。デッサンの基本ができているかどうかで、作品の仕上がりは大きく違ってきます。

『 英語力が高い 』

そこそこ兼ね備えている

CGを作成するためのソフトは、海外製のものが多いです。ドキュメント等は英語で書かれているものがたくさんあるため、英語力は重要です。英語が堪能な人は、CGクリエイターに向いています。英語力さえあれば、最新の情報を頭に入れるのに支障が出にくいです。たくさんの情報に躊躇なくタッチすることができるため、新しい技術や知識を身に付けやすくなります。

『 勉強することが好き 』

そこそこ兼ね備えている

CGの世界は、ものすごいスピードで進化します。CGクリエイターには常に勉強が欠かせません。もともと勉強をするのが好きな人は、CGクリエイターに向いています。CGの世界ではつい最近まで通用していた古い技術が、新しい技術にとって代わられることがしばしばです。常に勉強して、新しい技術や手法を取り入れていかなければ、あっという間に置いていかれます。

『 自発的に動ける 』

そこそこ兼ね備えている

CGクリエイターは、一見受け身の仕事のように見えるかもしれませんが、そんなことはありません。能動的に動ける人の方が、CGクリエイターには向いています。わからないことがあれば、すぐに調べて仕事を前に進めなければいけません。周りの人が助けてくれるのを待っているようでは駄目です。仕事の見直しを迫られた時は、すぐに自分の頭で考えて行動を起こさなければいけません。まずは自分の力で動いてみようとする意欲が大切です。

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CGクリエイターとはコンピューターグラフィックスを制作する仕事をしている職種です。

CGクリエイターは2次元または3次元のキャラクターや図面などの画像、アニメーションなどの動画をコンピュータ上で作成しています。

CGクリエイターにはキャラクターなどのデザインや企画から携わる人もいますが、技術者としてCGの作成のみを担当する人もいます。

ゲームやアニメなどの制作では世界観を作り上げるのに重要な役割を果たしている職種です。

また、建築や機械工業などの現場でも完成図を3次元的に表現するのにCGクリエイターが活躍しています。

CGクリエイターになるにはCADソフトやCGソフトなどの使い方を学んで、CGを制作できるようになる必要があります。

基礎的な美術に関する知識も美しいデザインを仕上げるには重要なので、美術系の大学や専門学校を卒業してCGクリエイターになっている人が多くなっています。

また、CGに特化している専門学校でスキルを習得してCGクリエイターになるという道も一般的です。

CGクリエイターになるために資格を取得する必要はありません。

ただ、実際に作ったCG作品がないと力量を判断してもらえないため、CGクリエイターとして就職する前にフリーランスで働いて制作物を発表している人もいます。

CGクリエイターの平均年収は400万円～500万円くらいです。

さまざまな求人サイトや転職サイトに掲載されている集計情報や求人情報に基づいて試算した結果で、実際にCGクリエイターとして働いている人が就職や転職をした時点での年収になっています。

一般的には勤続年数が長くなれば年収は上がっていくので、同じ会社で成果を上げて働き続ければもっと稼げる可能性があります。

CGクリエイターはクラウドソーシングなどを利用して副業することも可能です。

ダブルワークをすることもできるため、年収を上げたい人にとって稼ぎやすい職種でしょう。

CGの活用が広くおこなわれるようになり、CGクリエイターの就職先・転職先は多様化しています。

アニメやゲームの制作会社ではCGクリエイターが重宝されていて、自分の制作したCGが前面に押し出されるのでやりがいがあります。

広告代理店やデザイン会社でもCGを活用してデザインをすることが多くなった影響でCGクリエイターの募集が盛んです。

建築会社や機械制作会社などでも完成物を3DCGで表現して顧客とのやり取りをするアプローチが取られているため、CGクリエイターが活躍しています。

この他に動画制作会社やシステム開発会社などからもCGクリエイターの求人があります。