『 協調性がある 』

兼ね備えていない

宇宙飛行士は世界各国のクルーが働いている国際宇宙ステーションに、最長で6か月間滞在します。長期にわたりチームの一員として活動していくために、協調性は欠かせません。仲間とのチームワークを大切にしている方に、宇宙飛行士はぴったりな仕事だと言えるでしょう。

『 コミュニケーション能力がある 』

そこそこ兼ね備えている

国際宇宙ステーションに長期間滞在するのは、2名から6名ほどです。数名のチームメイトと共に閉鎖的な空間で生活していくためには、円滑なコミュニケーションが欠かせません。さらに、宇宙飛行士は危険なミッションを行う場合もあります。チームで協力して作業できるよう、普段から積極的にコミュニケーションをとっていくことが重要になるでしょう。

『 異なる文化や価値観への敬意がある 』

そこそこ兼ね備えている

宇宙飛行士は、様々な国籍のチームメイトと共に働きます。国によって文化も異なるため、相手の文化的な背景を尊重することが求められるでしょう。また、ただ自身の価値観を押し付けるのではなく、相手の意見も聞いた上で柔軟に対応していく必要があります。

『 知的好奇心が高い 』

十分に兼ね備えている

宇宙飛行士になるためには、豊かな教養と専門的な分野における膨大な知識が求められます。また、宇宙飛行士は自身の専門分野はもちろん、専門分野以外の様々な活動を行っていくことも必須です。宇宙飛行士になるまでだけでなく、宇宙飛行士として働き始めてからも生涯にわたって学び続けていくためには、知的好奇心が欠かせません。未知に対してあきらめずに挑戦し続けられるような探求心を持つ方に、宇宙飛行士の仕事は向いていると言えます。

『 どんなときも冷静沈着 』

だいぶ兼ね備えている

宇宙飛行士として働く上で、命が危険にさらされるようなトラブルに見舞われる可能性もあります。自身やチームメイトを守るためには、危機に直面してもパニックにならず、出来る限り冷静に対応していくことが重要です。トラブルが発生した場合でも、落ち着いて的確な行動を選択できるような方は、宇宙飛行士に適性があると言えるでしょう。

『 集中力が高い 』

あまり兼ね備えていない

宇宙飛行士の仕事内容として挙げられるのは、実験や設備の組立などです。時には、大きな負担のかかる複雑な作業を1人で担うこともあるでしょう。ちょっとしたミスが重大なトラブルへとつながってしまうため、長時間集中力を維持できることが求められます。

『 語学力を備えている 』

だいぶ兼ね備えている

宇宙飛行士が受ける講義や訓練などは、基本的に全て英語で実施されています。ネイティブと同等のレベルに達していない限り、課題を解決するどころか課題の内容について理解することも難しいでしょう。多国籍なチームメイトとのコミュニケーションをスムーズに行っていくためには、国際的な公用語にあたる英語に堪能であることが必要不可欠です。また、宇宙飛行士としてソユーズに乗船する可能性もあるため、英語だけでなくロシア語の習得も重要になります。

『 健康と体力に自信がある 』

兼ね備えていない

宇宙飛行士を目指す上での基本となるのは、健康な体づくりです。宇宙飛行士の訓練は、選抜試験合格後に専門的な施設で受けるような特殊なものであり、日常的にできるようなトレーニングとは異なります。しかし、宇宙飛行士として長期間働き続けるためには、特殊な空間でミッションを遂行できる体力はもちろん、健康であることも重要なポイントになります。栄養バランスのとれた食事と適度な運動をこころがけ、睡眠も十分にとるなど、生活習慣の改善から取り組んでいくようにしましょう。

『 強い精神力がある 』

兼ね備えていない

宇宙飛行士は、長期にわたって地球から離れた特殊な空間で生活するとともに、プレッシャーのかかるミッションを遂行しなければいけません。どんな環境でも柔軟に対応し、安定したパフォーマンスを発揮していくことが求められます。常に前向きに考え、あきらめずに挑戦し続けられるような強靭な精神力を持っていれば、危機的な状況にも冷静かつ的確に対処していけるでしょう。困難から逃げることなく、向き合って克服していけるような方に、宇宙飛行士の仕事は向いています。

『 人間性に優れている 』

だいぶ兼ね備えている

宇宙飛行士は、多くの人からの支えによって成り立つ仕事です。宇宙飛行士だけでは、宇宙へ行くことも、ミッションを遂行することも不可能でしょう。よって「この人と一緒に宇宙に行きたい」、「この人のためなら頑張っていける」と思わせられるような人間性が、宇宙飛行士に求められます。また、宇宙飛行士はチームへ自身の命を預けるとともに、チームメイトの命も預かっています。仲間と深い信頼関係を築かない限り、極限の状態で協力し合うことは出来ません。自身が絶対的な信頼を得られるような人間であることはもちろん、相手を心の底から信頼することも必要になります。

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宇宙飛行士は、地球の大気圏外すなわち宇宙空間にて、宇宙船の操縦や宇宙でのさまざまな化学実験を行う人員であり、国際宇宙ステーションの点検保守や月着陸などの船外活動も宇宙飛行士の仕事です。

ISS（国際宇宙ステーション）において修理が必要な時、外からでなければ修理できないことがあります。

その場合は宇宙飛行士が宇宙服を着て作業を行い、ロボットアームの操作も宇宙飛行士によって行われます。

また、宇宙に滞在する宇宙飛行士を対象にした実験や研究も行われていて、難病の治療薬の開発など社会に大きな貢献をしている仕事です。

宇宙飛行士として働くには、宇宙航空研究開発機構（JAXA）の宇宙飛行士試験に合格しなければなりません。

そのうえで基礎訓練を修了し、晴れて宇宙飛行士となります。

その後もすぐに宇宙へ行くわけではなく、任務が決まるまで訓練を続けて待機することになります。

JAXAは常に宇宙飛行士を募集しているわけではないので、募集があるタイミングでないと試験を受けることはできません。

2021年度募集の際の応募条件は日本国籍を保有し、三年以上の実務経験（修士号取得者は1年、博士号取得者は3年の実務経験とみなす）があり、身長149.5cm~190.5cm、視力両眼ともに1.0以上、色覚・聴覚が正常であることでした。

また、宇宙船では多国籍チームとなるので英語が話せることが必須となります。

宇宙飛行士の給料に関して複数の調査をまとめると、平均の年収は800万円前後です。

日本国籍の人が宇宙飛行士になる場合はJAXAで勤務することになり、JAXAでは研究職に該当することになります。

JAXAによると、初任給は最終学歴や社会人経験等によって決まるとし、例として博士号を取得し社会人経験が3年ある場合は初年度の年収は600万前後です。

日本の給与所得者の平均額が443万円となっているため、宇宙飛行士は日本の平均年収を大きく上回っています。

さらに、宇宙飛行士は危険な仕事でもあるため、宇宙空間滞在期間中には宇宙飛行士手当が支給されます。

日本の宇宙飛行士は全員が宇宙航空研究開発機構（JAXA）に就職することになります。

JAXAは宇宙航空分野での開発や研究等をすべて一貫して担っている機関です。

宇宙飛行士としてJAXAに就職すると、主な勤務地はJAXAの他に筑波宇宙センターや、アメリカのテキサス州にあるNASAジョンソン宇宙センターとなります。

NASAでは宇宙飛行士が宇宙にいる期間に、管制室からミッションの指示やサポートをする仕事もありそれも宇宙飛行士の仕事となります。

JAXAにはこれまでに10人を超える日本人宇宙飛行士が誕生しましたが、現在は6人の宇宙飛行士が在籍しています。