芸能界とは?職業、向いている人、今後の展望など解説
芸能界とは俳優やお笑い芸人、歌手やモデル、アイドルなど様々な「芸」で生計を立てている人、もしくは芸能人を管理している芸能事務所などを指します。またエンタメを通して大衆に向けたコンテンツやサービスを提供している業界のことです。表に出て「芸」を披露している人たちのことは、芸能人と呼ばれます。歌舞伎や能などの伝統芸能関連も芸能界と区別されることも多く、歌舞伎役者や能楽師も芸能人とされる場合があります。
芸能界に向いている人の特徴
- 注目されたり人前に出るのが好きな人
- 人にはない何らかの特技や芸がある人
- 自分自身の容姿に自信がある人
- 人を喜ばせることに生き甲斐を感じる人
- 多忙な予定をこなせる体力と気力がある人
芸能界に向いていない人の特徴
- 人に注目されるのが嫌いな人
- 華やかな世界に抵抗がある人
- 安定収入を得られないと不安に感じる人
- 自分のプライベートを世に晒したくない人
- 人から評価されるのが苦手な人
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芸能界の今後の見通し
ぴあ総研が発表した「ライブ・エンタテインメント市場規模の推移」によると、2019年の芸能界の市場規模は3072億円でかなり大きな業界だということが分かります。
ただ2020年以降はコロナウイルスの拡大による自粛ムードの影響で、市場での取引額は少なくなりました。
徐々に自粛ムードが解除されていったことで市場は回復しつつあり、2022年の市場規模は5000億円以上になると考えられています。
2023年以降はさらに市場の回復が見込まれていて、コロナウイルス拡大前にまで戻ると言われています。
さらにオンラインライブなどの需要の高まりでインターネットを通したエンタメの提供も増えていて、この分野での市場も伸びている状況です。
直接ファンと会えなくても繋がることが出来るサービスの発展によって、市場規模が回復していっているのです。
芸能界の課題
芸能界のこれからの課題として挙げられるのが、「インターネットとの付き合い方」です。
TwitterやInstagram、You TubeなどのSNSや動画配信サービスの発展によって、芸能界の人間だけでなく、芸能界を目指している人、一般の人たちも気軽に情報を発信していける世の中になりました。
今まではテレビや雑誌を通して芸能界の人たちが情報を提供し、ムーブメントを起こしてきました。
ですが芸能界とはあまり関係のない人たちが発信力を持つことによって、芸能界全体の影響力が衰退しています。
人々に注目され、大きな影響を与えるためにもインターネットを通した戦略を考えなければ生き残れない業界になりつつあり、芸能人や芸能事務所はインターネットの付き合い方を本格的に考えなければならない状況になっているのです。
インターネットを上手に使えないと炎上などのトラブルに発展することもあり、発信する情報の内容にも気を配らなければなりません。
芸能界の代表的な会社
ジャニーズ事務所
売上高約1000億円の規模を持つ芸能事務所。男性アイドルのマネジメント
吉本興業HD
お笑い芸人を中心としたマネジメントを行う。所属タレントが約6000人
株式会社アミューズ
1978年設立。俳優やタレント、ミュージシャンが所属
株式会社ホリプロ
昭和35年創業の芸能事務所。アーティストや俳優、お笑い芸人やタレントなど幅広いジャンルの芸能人が揃っている
オスカープロモーション
女性タレントやモデル、女優など女性芸能人が多く所属している芸能事務所
スターダストプロモーション
一般的に美男美女と呼ばれる俳優やモデルが所属しているのが特徴の芸能事務所
株式会社AKS
女性アイドルのマネジメントや管理。AKB48グループの運営会社