探偵業界とは？職業、向いている人、今後の展望など解説

探偵業界は、主に人を相手にした調査を中心に行う業界です。浮気調査や素行調査など、様々な調査を引き受けます。また、調査以外にも、いなくなったペット探しや盗聴器の検出など、仕事内容は幅広いです。探偵業界の仕事内容は、警察の刑事に近いですが、探偵の調査には警察のような強制力がありません。よって、警察が介入することができない、民事事件の調査が中心となります。

探偵業界に向いている人の特徴

長時間の張り込みができる忍耐力がある人
コミュニケーション能力がある人
長時間の調査を続けられる体力がある人
調査対象を見逃さない観察力のある人
調査内容に応じて柔軟に動ける人

探偵業界に向いていない人の特徴

忍耐力がなく、調査に飽きてしまう人
口が軽く、秘密を守れない人
対象者を見逃してしまうような洞察力がない人
コミュニケーション能力がなく話が下手な人
法律の勉強をするのが苦手な人

探偵業界の職種適性診断一覧（全1種）

探偵

探偵業界の今後の見通し

探偵業界の仕事は、浮気調査や結婚前の信用調査などが多いです。

そういった調査の需要は、将来的になくなる可能性はほぼありません。

浮気をする人や、結婚前の素行がわからない人は、次から次へと出てくるからです。

よって、探偵としての実績があれば、安定した仕事を確保できるでしょう。

探偵業の調査では、長時間の張り込みや、聞き込みなどが必要となります。

そういった仕事は、いくらIT技術が進歩したとしても、機械ではまず不可能なので、人がやらなければなりません。

また、調査対象に合わせて、仕事の内容を柔軟に変える必要もあります。

それも機械には難しいです。

したがって、探偵業界の仕事は、将来的に機械に取って代わられる可能性が低いです。

よって、安定した仕事量を求める人は、探偵業界で働くことを考えてみると良いでしょう。

探偵業界の課題

探偵業界の課題としては、業界内に悪徳な探偵が潜んでいるという点が挙げられます。

探偵が不当な方法で調査費用を釣り上げたり、依頼者や調査対象者を脅迫したりする例があります。

日本で探偵業を営む場合、探偵業法に則って、都道府県の認可を受けなければなりません。

そうして、悪徳な探偵が営業できないようになっています。

探偵業法に違反した探偵は、逮捕されたり、行政処分されたりしています。

しかし、全ての悪徳探偵が、探偵として働けなくなっているとは限りません。

そして、悪徳な探偵が増え続けることになれば、探偵業法とは別の形で、厳しい規制がかけられる可能性があります。

実際に、探偵として働くためには、国家資格が必要になるよう、働きかけている法人もあります。

したがって、将来的には、限られた人だけしか、探偵として働けなくなるかもしれません。

参考1 参考2