この記事では、ビッグファイブの特性の一つである「開放性」の高い人がどんな職に向くか解説していきます。
この記事を見られている方はすでに性格診断『ビッグファイブ』を受検されている事と思いますので、詳しいビッグファイブの説明については割愛させていただきます。
まだ診断されていない方は、こちらの簡易版ビッグファイブを試してみてください。
また、ビッグファイブについて詳しく知りたい方は、こちらの記事で解説しています。
【診断アリ】就活・転職の自己分析に役立つ性格テスト「ビッグファイブ」
開放性が高い人に向いている職種5選
開放性が高い人に向く職種は以下の通りです。
- クリエイター
- 起業家
- 商品開発
- プランナー
- 研究者
開放性が高い人の特徴は、
- 創造性や知的好奇心
- 芸術への興味など
- 新しい経験や美しいものへの興味
であり、クリエイティブかつ自由な発想力が求められる職業が向いています。
今回挙げた5つはまさにその要素を満たす職業なのです。
それでは1つづつ順に解説していきます。
クリエイター
これは説明しなくてもイメージがつく職業ですね。
クリエイティブにモノを作る職業であり、様々な業界のデザイナーや広告クリエイター、CGクリエイターなど、クリエイティブなセンスを発揮する仕事全般です。
クリエイターには芸術性や創造性、新しい発想が欠かせません。
まさに開放性が高い人にピッタリの職業と言えるでしょう。
クリエイターには長期間に渡って身に着けたスキルが必要になるケースも多くあります。
開放性が高い人は趣味に没頭する気質も高く持つため、好きな事に没頭していたら自然とスキルがついてしまった、というパターンが理想的ですね。
起業家
起業家も開放性が高い人に向く仕事の一つといえるでしょう。
起業家には、人がやっていない新しいことにチャレンジする精神が必要になります。
開放性が高い人はチャレンジを好む傾向にありますので、まさに起業家にうってつけの性格です。
また、開放性が高さは独立心の高さでもあります。
周りを意識し過ぎず自己実現を目指したい人は、難易度は高いですが起業家へのチャレンジでキャリアが充実する可能性を秘めています。
ただし起業家として成功するには、チャレンジ精神やクリエイティビティだけでは難しいため注意が必要です。
市場の流れを読む力や経営の知識、人をマネジメントするスキルなど、多岐に渡る能力が必要になります。
開放性が高く起業家を目指したい人は、自分の特性を活かしながら欠けているスキルを補う努力を意識するようにしましょう。
商品開発
商品開発の仕事もクリエイティビティを発揮しなければならない仕事です。
世にあるたくさんの商品を知ったうえで、まだない商品で世の中に求められているものを生み出していく。
開放性の高さが十分に求められる仕事です。
もしアイデアを考える事やデザインよりもモノ作りに興味が強い人は、商品開発を目指してみましょう。
自分の考えた商品が世の中に受け入れられる瞬間は何物にも代えがたい喜びとなります。
なお、商品開発の仕事を目指すのであれば、マーケティングの知識があると有利になります。
自らの特性とマーケティングの知識を融合させて商品開発を行っていくことで、商品のヒット確率を上げることができるようになります。
プランナー
プランナーもまさに開放性が高い人のためにあるような職業です。
プランナーは次々と良いアイデアを求められる職業です。
常に最新の情報を把握し、思考を重ねることで新しいアイデアを作ることが必要になります。
開放性も高い人は良くも悪くも新しいもの好きで飽き性の面があります。
新しい挑戦やアイデアを出すことを求められ続けることを楽しめるのか、それとも苦痛に思うのかは人それぞれです。
開放性の高い人は、それをポジティブに楽しめる素質があります。
なお、プランナーは作業をするというよりはアイデアを考えることがメインになります。
じっくり腰を据えて作業をしたい人は、クリエイターや商品企画を、作業というよりはポンポンアイデアを出していくことを好む人はプランナーが向いていると言えます。
研究者
最後は意外かもしれませんが研究者です。
実は研究者には開放性の高さが必要不可欠なのです。
研究者というと研究室にこもって小難しい数式とにらめっこしているイメージをお持ちの方も少なくないでしょう。
しかし研究者の仕事の本分は、「新しい発見をすること」であり、まだ誰も発見していない道筋を見つけるには、発想の転換や創造性、好奇心が欠かせないのです。
もし開放性の高いあなたに理系の素質があるのであれば、研究者を目指すことも素晴らしい選択肢の一つです。
もちろん研究者は高い専門性や知識が求められる仕事であるため、そう簡単になれるものでもありません。
しかし、一般の仕事の中でも研究者的にな追及が求められるポジションはたくさんあるのです。
たとえば、マーケティングの会社であれば、数字を見ながら効率的なマーケティングの手法を考え出すことも研究者的な働き方を持ち合わせているといえます。
商品を作る会社でも、消費者が求めている要素を見つけ出すために分析する人は研究者としての側面が多分に必要になります。
THE研究者という職業でなくても日頃働く中で研究の要素をミックスして自分なりのポジションを気づくことは、多くの人が気づいていないポイントでもあります。
もし自分が向いていると思ったら、そのような新しいキャリアを考えてみることもお勧めします。
開放性の高いあなたは、そういった新しいキャリアや社内でのポジションを考えることも嫌ではないはずです。
逆に向かないタイプの仕事は何?
さて、ここで開放性の高いあなたに向かない職業についてもご紹介しましょう。
それは、
- 事務
- 経理
- 工場勤務
- 品質管理
- オペレーター全般
です。
これらの仕事は決められたルールの中で日々のルーティンを重視される職業です。
もし仮にあなたが会社の都合で意図せずこれらの職業になってしまった場合は、転職を考えたほうがよいでしょう。
開放性の高い人は、楽しめない仕事を続けることに対して、あまり我慢強い人種ではありません。
あなたにより向いている仕事は世の中にたくさんありますので、広い世界に目を向けて向いている世界へ向かいましょう。
まとめ
この記事では、ビッグファイブの特性の一つである「開放性」に注目して、開放性の高い人の適職を5つご紹介しました。
一見全く違う職業のように思われますが、開放性の高さの象徴である新しいものへの興味が活かせる仕事です。
ビッグファイブの結果で開放性が高いと出た人は、是非今回ご紹介した5つつの職業を詳しく調べてみることをおススメします。
自分に向いているかもしれない、という視点で職業を調べると、また違ったイメージでその職業に向き合うことができるでしょう。
最後に、他の特性に向いている職業が気になるという人は、以下の記事で解説していますので、是非チェックしてみてください。